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口述ガイダンスの案内 from 堤先生

今日は堤先生からメールを戴きました。
口述ガイダンスの案内です。
懇親会もあるそうです。
さて、どうなるやら?
どうせなんで友達を作っちゃいます。
こんな特異なシチュで集まる人間同士ですからね。
きっと親密になれるでしょう。

ソフィテル東京

Sftltky

実を言うと、ボクはソフィテル東京の近所に住んでるんです。
そう、口述試験会場のソフィテル東京ですよ!
歩いて5分です。
窓から見えます。   
毎日毎日、奴を目に焼き付けては、敗北の屈辱を噛み締めてます。
そして、その負の感情を、モチベーションへと昇華させてるのです。
まさに臥薪嘗胆!
あ、ちなみに、ボクはホームレスじゃないですよ。

納富先生

納富先生って、凄い人気ですね。
ボクは直接にお世話になっていないんで、受け流してたんですが。
先日、資料を整理していてビックリ。
「この合格体験記は役に立つな。」とコピーしたものがあったんですが、それが納富先生でした。
「受験新報」誌2005年2月号に掲載されてる奴です。
文章も簡潔で非常に読みやすいです。
なるほど、人気講師なわけですね。
キレイだから、なおさらでしょう。
こうなると、他の人気講師の体験記も読んでみたいもんです。

口述ガイダンス

今日は某予備校の口述ガイダンスに出席してきました。
しかし、成果はほとんどありません。
そもそも、予備校ですら、情報がないようです。
むしろ、こちら側からの提供の方が大きく、利用された感もありました。

ただ、有用な情報もありました。
「途中で間違っても最後まで問題を出す。」という試験委員の発言があったらしいです。
最後まで行けば合格という前提は、少なくとも今年からは崩れたんでしょうか?

また、A評価を貰える人って、1日に1人か2人だそうです。
母数は1レーンなのか、それとも全体なのか、それは分かりません。
しかし、少ないのは事実のようです。

ところで、出席者が11人って、結構少ないですね。
70人ぐらいは落ちてるんだから、もっと集まると思ってたのですが。

地震雲

今日の夕方、地震雲を目撃しました。
今まで、それらしきものは見たことがあります。
でも、あそこまで地震雲してる雲は初めてです。
科学的根拠はなくオカルトだと言う人もいます。
つーか、実際、オカルトでしょう。
しかし、分かっていても地震は怖いです。
平穏無事でありますように。

官報

Nozokineko

合格者の名前が載った官報が出ましたね。
パソコンで見ました。
自分の名前を探してしまいました。
それも食い入るように。
でも、見つからなかったです。
ま、当然ですが(笑)。

時折、知った名前に出くわしますね。
おめでとうございます。
来年は、ボクのことを祝福してください。

そして、受験生のみなさん! 僕と一緒に祝福されましょう!

判例とは?

たまに裁判例を判例と言ってる人がいます。
これは間違いです。
判例とは、最高裁の判決を言います。
裁判例とは、高裁や地裁の判決を言います。
重みが全然違うんです。
喩えるなら、判例はバレンタインデーの本命チョコ、裁判例は義理チョコです。
本命チョコのラブレターと同じで、判例は熟読して対策を練る必要があります。
一方、義理チョコで舞い上がる必要がないように、裁判例を意識する必要はありません。
でも、義理チョコでも、本命チョコが存在しない場合は、ちょっと重みがあります。
裁判例も同じで、判例不在の新論点の場合は、要チェックです。
学習机事件なんか、その好例でしょう。
と、説明したら、「判例百選には裁判例も載ってるじゃないか?」と返されました。
屁理屈です。
魚屋ではタコや貝も売られてますが、こいつらは魚じゃありません。
それと同じで、裁判例が判例百選に載っていても、こいつらは判例じゃないんです。
勉強になったでしょ?

今さらですが

実を言うと、口述落ちのショックが、今になって押し寄せています。
最初は「ま、こんなもんか」だったんですが、最近、ジンワリきついです。
何と言うか、鈍感ですね。
ステゴサウルスみたいです。
体重も発表日以来4キロ減りました。
しばらくは戦略的撤退です。

語尾

先日、「論ぜよ」と出題したのですが、深く検討した答案が少なかったです。
で、「論ぜよ問題は、深く厚く記載しなきゃダメだよ。」と説明したら、初耳だという人も結構いました。
そこで今回は、問題文の語尾について書いてみたいと思います。

過去問を検討すると、語尾は、おおむね、「論ぜよ」、「説明せよ」、「述べよ」、「何々か」の4つです。
そして、この順番に深く記載する必要があります。
Goo辞書で調べると、だいたい下のような感じになるからです。

 論じる 筋道を立てて、物事を説明する。
 説明する よくわかるように述べること。
 述べる 順を追って言葉で言い表すこと。また、文章にして書きしるすこと。

「何々か」と質問されたら、とりあえず要点を絞って答だけ示せば良いので、最も簡潔に記載すれば良いことになるでしょう。
ちなみに、平成14年度の新制度以来の語尾状況は、下のような感じです。

 論ぜよ
  特8個 減少傾向。しかし、平18で復活。
   意6個  増大傾向
  商0個 !
 説明せよ
  特3個 減少傾向
   意2個
  商1個
 述べよ 
  特7個 増大傾向
   意3個 減少傾向
   商4個
 何々か?(どのような手続きが可能か?等)
  商11個
 その他
  商 具体的に論述せよ

特許では、旧制度を引きずった昔は、「論ぜよ」が目立ちました。
ですので、個々の論点について、深く言及する必要があったのでしょう。
しかし、近年、「述べよ」が「論ぜよ」に取って代わっています。
ところが、平成18年度は、いきなり「論ぜよ」でした。
これは、「実案もきちんと記載しろよ。」「間接侵害のアテハメ、検討をしっかりやれよ。」「間接侵害の従属説、独立説にも言及しろよ。」というメッセージだったのでしょうか?
合格者に聞いてみると、「今年は膨大な記載量だった。」と言う人が多いようです(ボクもそうでした)。
ちなみに、最近、噂レベルですが、一行問題復活が囁かれてますね。
口述でも、やたらと青本の趣旨が出題されてました。
もしかしたら、です。

意匠では、初期は「述べよ」だったのに、早い段階で「論ぜよ」が取って代わってます。
ネタが少ないので、比較的早く、個々の論点に深くつっこんだ出題になったと解釈できると思います。

商標では、何と「論ぜよ」はゼロです。
逆に、「述べよ」や「何々か」が大半を占めます。
つまり、「なるべく沢山の論点を訊きたい。
だから、1つ1つは深く訊かない。」というスタンスと解釈できます。

以上の傾向から、
特許法と商標法は基本重視路線で判例等も含めて広く浅く、
意匠法は、基本を重視しつつも、個々の重要論点を深く
勉強する必要があると思います。
図らずも語尾を検討することで、受験セオリーの再確認ができましたね。
これからは、語尾も含めて、問題文は徹底して読み倒してください。
平18特許の「論ぜよ」とか、平18商標の「具体的に論述せよ」とか、傾向が変わることも考えられるので。

しかし、ボクも暇ですね(笑)。

明細書

最近、参考までに明細書を読んでます。
機械なら割と理解できそうです。
ただ、図面がないと難しいですね。
わざと曖昧に書いてるんで、ちょっと官能小説みたいです(下ネタ、すいません)。

そう言えば、昔のアメリカでは、機械の発明の場合、図面ではなくミニチュア模型を提出しなきゃいけなかったとか。
じゃないと、審査官が理解できないからだそうです。
スミソニアン博物館には、リンカーンが特許出願した船の模型が展示されてます。
リンカーンは、歴代アメリカ大統領で唯一の特許権ホルダーです。
今でも模型の提出が必須なら、ボクは結構なアドバンテージをゲットできますね。
結構手先は器用なんで。
無味乾燥な明細書ですが、探せば色んなトリビアがあるかもしれません。

しかし、明細書を読める イコール 明細書を書けるじゃないですね。
誰だって漫画を読めますが、漫画を描ける人は希ですから。

田村善之先生

「商標法概説」(田村善之著 弘文堂)って知ってますか?
ボクは結構好きなんですよ。

そりゃ確かに異端児です。
ページをめくると、いきなり不使用取消審判が最初に載ってたりします。
印刷ミスかと目次で確認すると、そうではないことが分かり安心・・・いや不安になります。
しかも、読んでみると、判例や審査基準に真っ向から噛みついているので、不安倍増です。

でも、論理は一貫してるんですよ。
切り口も斬新。
他の本では触れていない論点も網羅してます。
経歴を見ると、27歳で北海道大学の助教授になっています。
できる人なんですね。
戦国大名で喩えるなら、風雲児の織田信長でしょうか?

ただ、弁理士受験という視点からすると、読む必要はないでしょう。
5年後にダントツ1位で合格するには相応しい本ですが、次の受験でギリギリ合格するためには読まない方が良いです。
でも、妙に惹かれるんですね

アテハメは必要です

合格レベルの受験生と、そうでない受験生の分水嶺は、アテハメじゃないでしょうか?
アテハメとは、要件に対する事例の具体的検討です。

そもそも、問題文でわざわざ条件を示してるということは、出題者は「その条件を使って回答しろ。」と言ってることを意味します。
なのに、この条件を使ってアテハメをしないなら、出題者の意図に背くことになり、点数が低くなります。
アテハメを期待するからこそ一行問題ではなく事例問題を出すんですから、なおさらです。

しかし、なぜか、このアテハメをしない人が多いんです。
項目落としはなく、文章も原則から例外へと流れているのに、です。
これは、論文受験してたときからの疑問でした。

で、ボクなりに考えてみたんです。

題意把握や項目列挙は、受験テクニックを使えば、ある程度のレベルにすぐに到達します。
教えやすく、目に見える効果があるので、教える側もこれに重点を置きます。
受験生にも、うけます。

また、最近は、論点を山のように訊く出題傾向です。
そのため、全項目を列挙をして、原則から例外へと流す答案を書けば、そこそこの順位になります。

したがって、この時点で満足し、成長が停滞する受験生も多いのでしょう。

しかし、このような受験生は、択一突破組(つまり、論文受験レベルの受験生)の中では、おそらく平均以下です。
全項目を列挙したのに不合格になる人が散見されるのは、ここらに真相があるのではないでしょうか?

ですので、アテハメは絶対に必要です。

ただ、アテハメは難しいですよ。
例えば、意匠法29条の2なんか、馴れないとグチャグチャになります。
そして、出題者は、そのようなアテハメの難しい問題を、わざと出してきます。
最近では、平成17年度のフレッドペリーの要件や、平成18年度の間接侵害の要件の検討が、実は結構難しかったはずです。

ビリからそこそこへ到達するより、そこそこから合格レベルへ到達する方が困難です。
ここで壁に衝突するとは思いますが、最後の壁です。
がんばってください。

不合格通知

今日、不合格通知が届きました。
で、驚いたんですが。
筆記試験を受ける場合、筆記試験免除を受けることができないんですね。
試験力維持のために受けようか迷ってたんで。
ちょっと驚きです。

ところで、ゼミの採点が溜まってます。
ブログを更新してたら、忘れてました。
やばいっ!
このブログ、ゼミの人にも見られてます。
ツカドン、ピンチであります!

未知との遭遇

先日、中野の某所に足を運びました。
知る人ぞ知る、21世紀の闇市です。
色んな物が売られてます。
本物の銃までありました!
機関部を溶接して無可動にし、銃身には詰め物をしてあるそうです。
超リアルなモデルガンというわけですね。

しかし、何と言っても一番驚いたのは、宇宙人の死体が売られてること。
宇宙人!
値札はなかったです。
時価らしいです。
寿司屋のウニみたいですね。

でも、ボクは遠慮しときます。
遺族とトラブったら、国際問題どころの話じゃありません。
部屋で突然に蘇生されても厄介です。

しかし、宇宙人の死体とは・・・。
商標出願する場合、指定商品は何でしょうか?

条文は大切に

採点をして気になったことを、もう少し挙げておきます。

まずは、根拠条文が挙がっていないこと。
意外に書けてる人でも、根拠条文を落としているんですね。
これ、画竜、点睛を欠く、ですよ。
ちゃんと文末に「先使用権の主張を検討する(79条)。」と記載してください。
条文は最大の根拠なり。
「だって、法律に規定されてるじゃん!」は必殺の口説き文句です。
逆に、これを落とすと痛いです。
採点者は「こいつ、法律を分かってないな!」と判断します。
実を言うと、採点者は、一番最初に根拠条文が挙がってるかをチェックするらしいです。
口述でも「根拠条文は?」と執拗に聞くことを考えると、これは無茶苦茶に重要です。
なお、根拠条文は、文末に記載した方が良いです。
「先使用権(79条)の主張を検討する。」は、避けた方が無難でしょう。
採点者には、「根拠条文は文末にあるものだ。」という先入観がありますから。

次に、条文は、正確に記載しましょう。
今回は国際特許出願がネタでした。
で、いきなり「国内書面提出期間」と記載する人が多かったです。
ちゃんと「優先日から2年6月(以下、国内書面提出期間)以内」とワン・クッション入れた方が無難です。
だって、そう規定されているから(184条の4 第1項)。
それと、翻訳文の提出について、ですが。
単純に「明細書等の翻訳文を提出する。」と記載してる人が多かったです。
きちんと、「国際出願日における明細書、請求の範囲、図面(図面の中の説明に限る。)及び要約の日本語による翻訳文を提出する。」と記載した方が良いでしょう。
そうそう、「特許請求の範囲」ではなく「請求の範囲」ですからね。
うわー、姑みたい!
でも、かつて口述で、試験官にしつこく修正された人がいるらしいんで。

以上は、論文合格者としてではなく、口述試験経験者としての発言です。
口述は、初めて敵とリアルで遭遇した戦闘なので、戦訓の宝庫です。
論文の勉強にもフィードバックできる要素が沢山あるので、気が付いたらブログに書き記したいと思います。

テンプレ式のススメ

コメントで、テンプレ式勉強法について紹介しました。
そのテンプレ式について、ここで独立して詳しく紹介したいと思います。

シェイクスピアに言わせれば、どんな物語でも、36パターンのいずれかに収まってしまうそうです。
そういえば、ある脚本家が、
「私は物語の引出を幾つか用意している。
そして、プロデューサーの求めに応じて、主人公を女刑事にしたり、舞台を温泉町にするなどのディティールの肉付けをして台本を書く。」
と言ってました。
いただきです。
論文でも、これをやりましょう。
法律の事例問題では、登場人物は甲乙丙丁と少ないし、場面設定も「拒絶理由を受けちゃった。」とか「侵害されちゃった。」みたいにトラブル系に限られます。
なら、36パターンもやる必要はありません。
これがテンプレ式です。

実際、この勉強法は合理的です。
例えば、平成12年の商標法では、4条1項11号違反を回避する措置が出ました。
同じネタが、平成14年、17年、18年と出ています。
ということは、平成12年の商標法の過去問を研究し、4条1項11号違反の回避措置についてテンプレを作成していた受験生は、平成14年、17年、18年の本試で有利だったはずです。
本試の傾向は一定しているので、過去問を精査してテンプレを製作して勉強するのは、非常に有意義なのです。

ちなみにボクは、特実に関しては、基本的なテンプレを10個ぐらい用意していました。
結果として本試では、用意した約10個の内、4つのテンプレを利用することで、短い時間を有効活用できました。
テンプレ式は、点数が飛躍的に伸びることはありませんが、大失敗を防げます。
また、テンプレを自作したり、探してる内に、知らず知らずに法的思考が身に付きます。
騙されたと思って試してください。

原則から例外へ

某私ゼミで論文を採点しました。
原則、総論、基本事項から例外、各論、特殊事項へと流していない人が多いです。
これは、論文の鉄則なので、必ず遵守してください。。
しかし、なぜに鉄則?
ほとんどの受験生は、予備校がそう指導したから従ってるだけでしょう。
当の予備校も、よく分かっていないかもしれません。
でも、ちゃんと意味があるんです。

弁理士制度小委員会の資料には「論文式試験については、法律や事実に対して適切な理解力を有しているか、これらに基づいて論理的な思考能力、判断能力、問題解決能力が備わっているかを判断する。」とあります。
つまり、論文では、大きく2つのテーマが訊かれてるんです。
「法律や事実に対する適切な理解力」と「それを基にした論理的な思考力」です。

平成17年度商標法の設問(3)を例に説明しましょう。
訊かれてるのは、侵害の成否と並行輸入です。
模範回答は「侵害の成否の検討→フレッドペリーの検証、アテハメ→結論」です。
結果としては、「フレッドペリーの要件をほとんど書かなかったけど合格だった。」という人もいれば、逆に「正確に書いたけど、商標でミスって落ちた。」という人もいました。
分析してみると、フレッドペリーの要件の記載が曖昧だったのに合格した人は、侵害の成否の検討はしっかりやっていました。
この人は、侵害の成否を検討することで「原則として侵害が成立するから、例外でフレッドペリーを検討しろと訊いてるんでしょ?」と事実や法律の理解を示したので、その時点で出題者の意図の半分に答えたことになります。
また、フレッドペリーの要件が曖昧でも、無理なく文章を流せば「それを基にした論理的な思考力」を示したことになります。
結果として、それなりの部分点をゲットできたのでしょう。

逆にフレッドペリーを正確に書いたけど落ちたという人は、侵害の成否を検討せずに、いきなりフレッドペリーの要件を検討してました。
これでは、「法律や事実に対する適切な理解力」を示したことになりません。
また、前提として何も示していない以上、「それを基にした論理的な思考力」は成立しません。
例外だけを記載しても、根がない大木と同じです。
結果として、彼らの設問3の点数は、限りなく0点に近くなったはずです。

つまり、原則から例外へ流せば、書き手も知らない内に、法律や事実に対する適切な理解力と、これらに基づく論理的な思考能力、判断能力、問題解決能力をアピールでき、高得点がつく論文ができてしまうというわけです。
だからこそ、原則から例外へという流れは鉄則として守る必要があるのです。

講師をやります

口述落ちで散々悩んだんですが、某私ゼミで講師をやることになりました。
口述落ちなので、受験生の気持ちを最も理解できるはずです。
それに、あの緊張感を共有したいです。
導くんじゃありません。
ゼミ員と一緒に歩み、ゼミ員と一緒に合格し、そして来年も講師をするんです。

ちなみに、過去問中心で行きたいと考えてます。
過去問こそ、最良の教材ですよ。
予備校の問題ばかりやってると、無意識のうちにその予備校の癖に染まります。
なので、過去問に頻繁に接することで、本試の思考回路とシンクロするように心がけるんです。

しかし、これではツカドン色を演出できません。
そこで、解答は(なるべく)自作します。
市販の問題集の解答は、長すぎ、詳しすぎで、本試じゃ書けません。
男で喩えるなら、超イケメンのキムタク級答案です。
「これならば、実際に本試で書ける。」をコンセプトとした答案を作ります。
チョイモテ答案です。

でも、みんな、受け入れてくれるでしょうか?

やるぜ!

さて、と。
就活です。
文系事務員を雇ってくれる事務所はありや?
ゼミ仲間に聞いたら、「オレも文系だけど、20通くらいは履歴書を書いたかな?」とのこと。
20通?
論文は、その10倍は書きました。
余裕ですよ、はいっ!

敗因分析

口述ですが、色々と分析してみました。
で、自分なりの結論を出したんですが。
どうも、商標じゃないかと感じています。

実を言うと、論文試験直後は、商標の論文をミスったと思ってました。
小問(1)の削除補正は落としましたが、他はちゃんとできてました。
ただ、致命的なミスをしてたんです。
実を言うと、登場人物を所々逆転して記載しちゃってた可能性があるんです。
つまり、本来なら甲と記載すべき箇所に乙を、乙と記載すべき箇所に甲と記載しちゃったわけです。
これに気が付いたのは、帰宅して答案構成をチェックしたときでした。

これ、本来なら足切りですね。
けど、採点官は、憐憫の情から、ギリギリでBをつけてくれたと思うんです。
多分、特許や意匠で稼いでたので、商標のBをリカバーできたんでしょう。

で、口述の商標ですが。
今考えると、何か、さっさと終わらせようという雰囲気がありました。
ボクが答えられないと、「こうだよね。」とあっさり答を言って、次の問題に進むんです。
あれは助け船じゃなかったんですね。
「特許で取れてるんだし、商標でCでも構わんだろう。」もしくは「お前の商標は最低だ。口述で最高の受け答えができなきゃCだ。」みたいな思いがあったのかもしれません。

ただ、以上は、あくまでも想像です。
もしかしたら、全教科Cだった可能性もあります。
論文とちがい、結果しか分からないのがもどかしいですね。

口述を振り返って

今さらですが、ちょっと口述を振り返ってみたいと思います。
とはいっても、完全再現はできませんが。

まずは特許法について。
試験官は、年輩の男性2人。
総括質問は「なぜ、弁理士試験を目指したのか?」というもの。
法学部出身だが、技術に興味があること。
そして、司法試験をやってた関係で、法律で身を立てて行きたいことの2つを、理由としてあげました。
試験官は、「ふんふんふん。」と頷き、そして本題に入りました。
問題は、出願公開制度について。
なぜ、出願から1年6月なのかを、しつこく聞かれました。
ツカドン「長期に渡って公開されないと、重複研究、投資を招くからです。」
試験官「じゃあ、なぜ1年6月なの?」
ツカドン「えーと、出願人と公衆の利益の調和点を見いだした結果です。」
試験官「なら、2年でも良いじゃない?」
ツカドン「しかし、2年では長いです。」
試験官「じゃあ、1年8月じゃダメなの?」
ツカドン「国際調和の観点という理由もあります。」
試験官「んー、そーじゃなくて。あなた、さっき、パリ条約の優先権主張を上げましたよね? その関係で何か思いつかない?」
ツカドン「優先権証明書・・・ですね。」
試験官「そうそうそう、落ち着いて言って。」
こんな感じで、禅問答でした。
結局、時間切れ。
試験官「最後に確認するよ。
あなたが言いたかったのは、こういうことだよね?」とボクの答を要約してくれました。
印象としては、試験官はかなり親切でした。
とにかく、ボクの口から正解だを出そうと、あれこれ必死だった感があります。

次は意匠です。
試験官は、主査は優しそうなオバサン、副査も親切そうな比較的若い男性でした。
総括質問では、「試験の出来はどうでしたか?」と聞かれました。
「試験は完全にはできませんでした。でも、意匠法は好きです。」と答えました。
そしたら、試験官は「好きなんですか?」とニッコリ。
「じゃあ、そのあなたの好きな意匠法について聞きますね。」と、いきなり和やかな雰囲気になりました。
で、コーヒーカップが4つ描かれた紙を提示されました。
全体意匠、部分意匠についての問題です。
出願の順番により、拒絶理由がどうなるのか?という問題でした。
これは論文で勉強しまくったので、普通に回答できました。

最後は商標です。
試験官は2人とも優しそうな中年男性。
試験官「論文はどうでしたか?」
ツカドン「実力不足を感じています。」
試験官「そうですか。では問題です。」
謙虚を振る舞ったのに、フォローがありませんでした。
正直、拍子抜けです。
しかし、問題は簡単でした。
「TS」という文字と、TとSが重なったモノグラムを示され、登録を受けることができるかを訊く問題です。
3条1項5号ネタです。
また、3条2項も訊かれました。

最後に総括です。
特許では、最後まで行けなかったのですが、意匠、商標は行けたはずです。
条文を見た回数ですが、特許では2,3回見ました。
しかし、意匠、商標では、1回も見ていません。
ブザーですが、特許では鳴りましたが、意匠、商標では鳴りませんでした。
試験官が怒ったり、不機嫌になったりすることもありませんでした。
論文では、落とした論点は、商標法(1)の削除補正ぐらいです。
特許の実案や意匠の裁定は、きちんと記載しました。
実を言うと、同じゼミの友人が、同じ問題、同じ試験官でした。
で、2人で話し合い、「2人とも合格だね。」と喜んでました。
口述の練習も、ばっちりでした。
区民館を朝から借り切って、仲間と夜まで問題を出し合い、口述馴れを図ったし。
それに、ツカドンは、同居の家族も知財の仕事をしてるんです。
で、よく法律の議論をしてるんで、受け答えには馴れてると思ってたのですが。

特許がダメだったのは分かります。
けど、意匠と商標のどっちが犯人だったのかは、分かりません。
想像するに、商標だとは思うのですが。

まさか、意匠? どんでん返しで全部?
うーん、どうなんでしょうね。

ただ、条文を徹底して覚える、過去問を繰り返すという従来の勉強法は、あまり役に立たなかったように思えます。
結果として直前の勉強はほとんど無意味で、数ヶ月前の論文勉強の残滓に頼って回答した感があります。

現在は虚しさを噛み締めています。

残念

返り討ちにあいました。
身も心も合格気分だったんで、テンション下がります。
脳味噌真っ白です。
受かったら合コンに言って、脳味噌を真っピンクに、いや、どすピンクに染め上げる予定だったのに。
お邪魔した事務所で「口述は大丈夫だよ。カンラカラカラ。」と言われ、真に受けてた自分の小さいことよ!
確かに特許はミスりました。
でも、これ以上やることはない級に勉強したし、意商は最後まで行ったし、試験官は優しく雰囲気は悪くなかったし、チャイムも鳴らなかったしで、好材料が揃ってたんで。

しかし、です。
今調べたら、ツカドンの問題で落ちた人って、52人中ツカドンだけ(涙)。
ツカドンの前にツカドンなし、ツカドンの後にツカドンなし、です。
弁護のしようがありません。

きっと、自分の知らない内に、超絶な積極ミスを連発してたんだろーな。
折角の助け船にも気が付かなかったんだろーな。
「もしもし、あなた、溺れてますよ・・・って、溺れてるっつーの! 早く乗れ!」との船上からの叫びに気が付かず、哀れ海の藻屑ですか。
緊張のあまりアクセルとブレーキを間違えたのかも。

運良く受かる試験はあっても、運悪く落ちる試験はありません。
絶対に原因があるはずです。
ちょっと疲れました。
でも、来年があります。
1年ですか。
長いかもしれませんね。

敵は特許庁にあり

明日は、いよいよD-dayです。
そう、運命の合否発表!
「パトラッシュ、ボクの受験番号がないんだ・・・」と凹むか、
「見える! 私にも自分の受験番号が見える!」と喝采するか、
それは神のみぞ知るところでしょう。
敵にとって不足なし。
天祐を信じ、明日、特許庁に突入です。

講師

今日はゼミに出席してきました。
とはいっても、教える側です。
ボクが学んだ私ゼミでは、合格者が講師を担当することになってるんで。
しかし、ゼミで法律を教えるだなんて、ツカドン史上、前代未聞かつ空前絶後です。
一体、どうなることやら?

でも、ある意味、楽かもしれません。
塾講師は、ヤンキー系に悩まされます。
けど、そんなヤンキー系は、弁理士受験生にはいないでしょう(多分)。
「拒絶理由、上等じゃ、おらぁっ!」みたいな男塾系ゼミではないので、ボクでも務まると思います。
ええ、多分、大丈夫でしょう。
務まりますよね?
務まると良いなー。

よく学び、よく遊べ

かつての受験仲間から、アドバイスを聞かれたりします。
で、一番困るのが、実力は十分なのに運で落ちた人へのアドバイスです。
「運が悪かったんだから、気にしないで良いよ。」と真実を指摘しても、慰めと受け止められます。
「今の実力を維持すれば、大丈夫じゃないか?」と言っても、その人の謙虚さゆえに、真意を汲み取ってくれるか疑問ですし。
下手すりゃ「慰められた。きっと実力不足なんだ! ウォーッ!」とか頑張りすぎて、途中で力尽きるかもしれません。

それに、実力の維持って、一番苦痛なんですね。
攻めるは易いが、守るは難いんです。
ちょっと太り目の女性がダイエットで綺麗になるより、完全無欠の美人が美人であり続けることの方が難しいのと同じです。
彼らにしてみても、やることがないから聞いてるのに、辛いところでしょう。

だから、ツカドンは、そんな彼らには「遊べ。」と言ってます。
遊ぶのも勉強の内です。
実力が下がるって?
そんなの、すぐに取り戻せます。
取り戻すのに必要なエネルギーは、維持するのに必要なエネルギーよりも少ないはずです。
怖いのは、実力を維持するというコストパフォーマンスの悪い作戦の結果、本試直前時期にモチベーションが枯渇することです。
戦闘訓練で弾薬を使い果たし、実戦では丸腰にならないよう心がけてください。

ツカドン語

弁理士の方と雑談しました。
「弁理士の世界は、独特の言い回しが多いからね。
君は平気かい?」
と聞かれました。
うーん、よく分かりません。
ただ、「ツカドン語を使うな!」とよく怒られます。
もしかしたら、独特の言い回しが得意かもしれません。
ツカドン語なら誰にも負けない自信はあります。
でも、履歴書の特技欄に「ツカドン語が堪能」とは書けませんね。
少数言語どころか、1人言語ですから。
独り言以外に役に立つことがない、実に無駄な語学です。
何としても英語を身につける必要があります。

何となく就活

今は就活の真似をしてます。
無職なんでニートです。
ニートとは、「Not in Education, Employment or Training」の略を言います。
弁理士受験をtrainingと考えれば、浪人時代のツカドンはニートではなくニーでした。
ですので、意識不明の重体で臨死状態ながらも、ギリギリセーフでした。
しかし、今は受験も終了したので、バリバリのニートで即死状態です。
そう、合格という華々しさとは裏腹に、実はツカドンはニートデビューを果たしていたんですね。
光あるところ影あり、です。
しかし、です。
ツカドンが就職すれば、最低ランクの弁理士になります。
けど、今のままなら、一応は国家資格に9割以上の確率でパスしてるんで、最強のニートなのです。
発想の転換ですね。
嬉しくないのが、たまに傷です。

口述とミイラ

こんにちは、ツカドンです。
弁理士二次試験に合格したんで、ブログを始めます。
しかし、9割以上が合格するとはいえ、口述の結果は不安ですね。

ところで、近所でミイラ展が開催されてました。
何とカッパや人魚のミイラまで展示されてるとのこと。
でも、何で、そんなのを見たがるかなー?
どうせ偽物だし、本物だったら嫌だしで、どう転んでもネガティブワールドです。
と、斜に構えつつも、ちょっと気になり、苦悩するツカドンがいます。
カッパですか・・・ツカドン的には・・・見たいかも・・・いや・・・。

口述試験にカッパのミイラ。
人生は悩みで一杯です。

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