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ツカドンの仲間たち

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問題作成

某私ゼミでは、主に過去問を出題しました。
本当は改正に絡めて新作問題も作ったんです。
けど、出題ミスが怖くて、結局お蔵入りです。
それと、改正絡みの新作問題の場合、想定外の回答が多く、採点が大変なんです。
出題者側に回って、初めて、最新の改正法から出題されない理由が分かりました。
ちなみにお蔵入りの新作問題ですが、口述ゼミで活用する予定です。

ゼミ終了

実は先週の日曜日に、某私ゼミの書込演習が終了しました。
みなさん、ご苦労様でした。
しかし、しばらく論文を書いていないんで、受験テクニックの低下が著しくて。
いきなり質問されても、答に窮する場面もありました。
ボクも受験生ですが、主に条文と青本の読込が主体で、微妙に勉強範囲が違うんですよー(と弁解しときます)。
おまけにゼミも終わりに近づくと、ゼミ生の実力も上がってくるし。
さーて、来年はみなさんが苦労する番ですからね。

初日参入

特許法の原則では、期間を計算する場合、初日は不参入です。
しかし、126条2項但書では、「特許無効審判の審決に対する訴えの提起があつた日から起算して九十日の期間内」と初日を参入する旨を明記しています。
他の審判手続規定は初日不参入なのに、なぜかここだけ初日参入なのです。
あまりにも紛らわしく、実務家でもミスをして、顧客を失う例があるそうです。
口述的には、「それでは、初日が参入される例を言ってください。」と言われた場合、すぐにこの規定を出せる必要がありますね。
ちなみに特許法上には、「日から起算して」みたいな文言を使っている規定が、他にも108条2項、173条3項、同5項にあります。
「特許法上、その期間が午前零時から始まる例を挙げてください。」と聞かれたたら、これらを即答できないとダメですね。

秋葉原

職場と自宅の近くなので、よく秋葉原に行くんですが。
メイドの格好をした男の人、あれ、何ですか?
よく警察に職務質問を受けてるんですが、慣れた対応を見るにつけ、いかにも常連って感じです。
もしかしたら、警察もコスプレでしょうか?
コスプレ仲間同士、仲良く歓談している光景なのでしょうか?
秋葉原・・・ディープな街です。

特許法9条と14条

「並びに」と「及び」、「又は」と「若しくは」の違いは、択一合格レベルの受験生なら知ってるはずでしょう。
ところが、口述だとテンパってしまい、これを間違える人もいるようです。
ボクの友人にも、「又は」と「若しくは」の用法を間違い、試験委員から怒られた人がいました。

というわけで、特許法の9条と14条を読み比べてください。
9条は「申請若しくは申立ての取下げ」、14条は「申請又は申立ての取下げ」となってます。
また、9条は、「放棄若しくは取下」とありますが、14条は「放棄及び取下」です。
細かい点ですが、接続詞も微妙に異なるわけです。
択一の場合、ここまで意識する必要はありません。
しかし、口述だと話は違ってきます。
「条文通りに言ってください」と怒られるので。

結構、シビアな試験なわけです。

新試験制度再考

先日、新制度下での択一新規合格は難しくなると書きましたが。
冷静に考えると、今と大して変わらないかもしれません。
今でも択一合格者の大半は、前年度の論文受験者が占めています。
特許庁も、そのような実態があるからこそ、択一免除制度を採用したのでしょう。

論文試験も大幅なレベルアップはないでしょう。
直前期まで集中するといっても、その分、スタートダッシュが遅れます。
むしろ、択一がない分、ダレるんじゃないでしょうか?
口述再受験生も結構ダレてます。
それに、択一の勉強って、なんだかんだ言って論文の勉強に役立ちますからね。

ただ、口述は難しくなるでしょう。
だって、論文合格で、以後、2年は論文免除ですよ。
つーことは、合格率が6,7割になる可能性もあるし、2度不合格者も増加するはずです。

合格者の人数が今と変わらない場合、難易度はあまり上がらないのではないでしょうか?

ロケーション

最近、ふと気がついたんですが。
ボクの家ですが、最寄りのコンビニよりもラブホテルの方が近いんです。
最寄りのコンビニに行くには、ラブホテルを3軒通過しないといけません。
近所の公園ですが、殺人現場だったりします。
今でも情報提供を求める立て看板があるぐらいです。
その公園の先にある映画館は、ホモ専用の映画館です。
ポスターを見たら「俺と兄貴」とか書かれてました(あー!)。
なんつーか、スゴいロケーションです(汗)。
でも、割と気に入っています(笑)。

専用実施権と通常実施権の謎

特許法77条1項と78条1項を比べてください。
77条1項では、「特許権者は、その特許権について専用実施権を設定することができる。」とあります。
一方、78条1項では、「特許権者は、その特許権について他人に通常実施権を許諾することができる。」とあります。
前者では「設定」とあり、後者では「許諾」です。
また、前者では「他人」の文言がなく、後者にはあります。
この違いは何でしょうか?

「設定」と「許諾」は何となく想像できます。
専用実施権は登録が効力発生要件なので「設定」、通常実施権は意思表示のみで設定できるので「許諾」なのでしょう(あくまでも想像)。
じゃー、「他人」の有無の理由は?
77条1項で「他人」と書かれていないということは、特許権者は、自分自身に専用実施権を設定できるのでしょうか?
仮に設定できるとしても、設定したと同時に、その専用実施権は混同で消滅すると思うのですが。
うーん、謎ですね。

強迫と脅迫

不競法に関して、強迫と脅迫の違いについて聞かれました。
強迫は不競法2条1項4号に、脅迫は不競法21条1項1号に記載されています。
どう違うのでしょうか?
強迫とは、民法96条に記載されている言葉です。
一方、脅迫とは、脅迫罪、強盗罪、強姦罪、公務執行暴行罪など、刑法で用いられている言葉です。
実を言うと、脅迫の方が強迫よりも相手方を威嚇するニュアンスが強かったりします。
つまり、強迫程度なら民事問題で済ませられるが、脅迫となると刑罰で厳しく臨むしかない、というわけです。
不競法2条1項4号は民事に関する規定で、不競法21条1項1号は刑罰に関する規定なので、しっくり来ますね。
誤植と誤解してる人もいますが、そうじゃないので安心してください。

法律用語の読み方について

たまに「者」を「もの」ではなく「しゃ」と読む人がいます。
「物」との差別化を図るためです。
しかし、法律家(法曹三者、法学者など)は「物」を「ぶつ」と読むことで、既に「者」と差別化しています。
「者」を「しゃ」と読む必要性はありません。
ちなみに「しゃ」とは、一部の行政庁の役人の読み方です。
それと、あくまでも個人的な見解ですが、赤くて角を持ってる人と紛らわしいです。

条文や法律書を読んでると、頻繁に出てくるのが「等」と「など」です。
両者は意味的には同じです。
書き手が気分や文章の流れで使い分けているだけです。
ですが、読み方が違います。
「等」は「とう」と読み、「など」と読むことはありません。

いずれも読み方の問題で、些細なことです。
しかし、口述試験では、微妙な言葉の言い回しが致命傷になったりします。
些細なことですが、注意した方が良いかもしれません。

修行

明細書を書くのって難しいですね。
請求項を考えるだけで数日潰したり、必死で書いた明細書を提出しても真っ赤に添削されて戻って来たり。
1人前の明細書を書けるようにするためには、最低でも3年はかかると言われてます(友人談)。
そんなことを3年も繰り返すんですか。
職人の世界だから、一朝一夕は無理でしょうが。
とにかく前に進むしかありません。

特許法14条 不利益行為

特許法14条に関して、質問を受けました。
青本には、拒絶査定不服審判請求が14条に列挙されてる理由として、「全員の不利益になるような手続」だからと記載されています。
けど、なぜ審判請求が「全員の不利益になるような行為」なのでしょうか?
むしろ、利益行為っぽいです。
これについてきちんと説明した弁理士受験生向けの参考書もありません(あったら、すいません。)。
ボクが思うに、民事訴訟法上の審級代理の原則に由来するんじゃないでしょうか?

民事訴訟法では、控訴・上告は特別の委任事項とされています。
「訴訟代理権は包括的ですが、審級ごとに授与されるべきである。」というのが審級代理の原則の内容です。
敗訴の判決を受けた当事者が控訴・上告をするか、また同一の代理人に委任するか、考える機会を保証するためです。
「弁護士がヘボだったんじゃ?
他の弁護士を考えても良いよな。」
って感じです。

複数で特許出願した場合も事情は似てます。
例えば、AとBが共同出願したとします。
しかし、拒絶査定を受けてしまいました。
このとき、Aの独断で審判を請求ができるとしたら、場合によってはBの不利益になります。
例えば、BはAを信頼して、Aに出願手続を全て任せてたとします。
ところが、Aの出願手続がヘボで、拒絶査定になってしまった。
この場合に、Bの知らない間に勝手にAだけで審判を請求し、さらにヘボな手続をされたら、Bが困ります。
そこで、14条では、「全員の不利益になるような行為」として、審判の請求を列挙しているのかな?と思うんです。

ちなみに、これはボクのこじつけなので、まちがっても論文では書かないようにしてください(汗)。

実務

実務を始めて法律を実感し始めました。
例えば、特許請求の範囲。
試験では、単純に記号としてのみ理解してました。
ところが、明細書とか読むと、【特許請求の範囲】とか本物が出てきます。
うぉー、こいつが特許請求の範囲ですかい!?と実感するわけです。
有名人を生で目撃した感覚に似てるかもしれません。
本当、走り始めたばかりですね(笑)。

新試験制度

いよいよ新制度の足音が聞こえてきましたね。
2年分の択一合格者のストックを考えると、新規に択一に合格するだけでも大変そうです。
でも、こういう複雑な制度の場合、勉強時間とは関係なく、戦略的に優れた人からとっとと受かっていく気がします。
となると、「いくら勉強しても受からない人は受からない試験」という傾向に拍車がかかるのではないでしょうか?
ワーキングプアならぬスタディーングプアの激増です。
おそらく、しばらくは混乱が続くでしょう。
その困難に踊らされることなく、地道に基本を大切にする人から合格していくんでしょうね。

ビッグニュース

みなさん、ビッグニュースですよ。
3月10日の日経新聞を読みましたか?
そこには、下記のような一文が。

「従来は特許出願に限っていた弁理士の知財関連業務を商標権や意匠権にも広げる。」

弁理士法の改正で、業務範囲が拡大するそうです。
おかげで、意匠や商標の勉強を実務で活かすことができます。

しかし、新聞を読むのって大切ですね。
知財の世界で生きていながら、弁理士が商標や意匠関連の業務をできなかっただなんて知りませんでした。

追伸

知的財産関係の記事を担当するのは、司法記者ではなく経済記者だそうです。
つまり、彼らには法的なバックグラウンドがありません。
そのため、知財の記事はおかしいものが多いそうです。
今日のトリビアでした。

基本を大切に

口述ゼミですが、完璧主義に陥りがちです。
「きちんと答えたのに落ちた。」「まさかと思われるようなマイナーな論点を聞かれた。」という敗因分析が、その背景にあるようです。
でも、果たしてそうでしょうか?
きちんと答えたつもりでも、アクセルとブレーキを踏み間違えるように、とんでもないことを口走ってる可能性もあります。
また、マイナー論点ですが、出題者は本当にそれを訊きたかったのでしょうか?
受け答えが無茶苦茶で、フォローも効果がなく、迷走を続けてマイナー論点に行き着いた可能性もあります。
で、そこで話がこじれて終了というわけです。
口述で2度落ちるわけには行かないプレッシャーは理解できます(だって、自分がそうだし)。
しかし、2度目の口述試験だろうが何だろうが、大切なのは基本です。
私は、地道に基本路線を歩いて行きたいと思います。

最強の択一勉強法

最強の択一勉強は何でしょう?
ズバリ、条文読込です。
とにかく暗記するまで読みましょう。
先使用権(79条)のような主要な条文はマル暗記です。
マイナーな条文は、少なくとも法律要件と法律効果は言えるようにしましょう。
これで択一は合格します。

でも、1人で条文を読み込むのって辛いですよね(涙)。
だったら、ファミレスや公民館で友達と一緒に読み込めば良いんです。
ボクの場合は、友人と2人で、条文を順番に暗誦する勉強会をしてました。
これが実に効果的。
あっと言う間に3~4時間が過ぎます。
1人で条文を読もうものなら、10分で寝ちゃいますからね。
しかも、不思議なことに、2人で勉強すると、記憶の定着率も良いんですよ。
本試でも、「あのとき、友人がこんなことを言ってたっけ。」と色々と思い出せました。

さー、みなさんも真似をしてください。
合格だけでなく、一生の友達を作ることもできますよ。

属地主義

日本の特許権の効力は、日本国内にしか及びません。
属地主義ですね。
でも、ここで1つ疑問が。
属地主義の根拠条文って、どこにあるんですか?

少なくとも特許法にはありません。
69条2項1号が属地主義を前提としているようですが、しかし、その前提を定めた条文は見つかりません。
条約にあるのでしょうか?
それとも、当然すぎる前提であり、定める必要すらないのでしょうか?

うーん、うっかり見落としてると思うんですが。

ガンプラと著作権

ガンプラの完成品が、ヤフーオークションで130万円で落札されたそうです。
ちなみに、元キットの定価は7000円です。
確かに超絶技巧の素晴らしい完成品でした。
でも、著作権法的に考えると、ちょっと危険な気がします。

中古のガンプラを売っても、消尽により著作権侵害はありません。
でも、この130万円のガンプラですが、徹底的に改造してあり、原型をとどめていません。
ほとんど再生産の域です。

それに、製作者が超絶テクニックなモデラーであることは事実ですが、ガンダムというキャラクターに利用しなければ、これだけの額にはならなかったでしょう。
つまり、製作者は、他人の著作物にフリーライドしているわけです。

ネットの世界では、ファン活動に関する限り、著作権はうるさく問わないという暗黙の了解がある一面もあります。
ボクもガンプラの完成品画像をブログに掲載していますし。
けど、多額の金銭が絡んでくると、話は変わってくるかもしれません。
話が変な方向へ進まなければ良いのですが。

同一性保持権 その3

同一性保持権に関して、題号に関しても変更しないよう定めています。
これ、創設規定か、それとも確認規定かで解釈が分かれています。

創設規定説は、そもそもタイトルは作品ではないから、特別に法律を設けないと保護できないはずと主張します。
一方、確認規定説は、タイトルも当然に作品の一部であり、当たり前のことを確認的に規定しただけと主張します。
ちなみに、立法者は、創設規定だったようです。

タイトルは作品の一部でしょう。
どんなに名作でも、タイトルが変われば、話がガラリと変わります。
例えば、「ベニスの商人」ですが、明治時代は「人肉質入裁判」のタイトルで上演されたそうです。
何か香港あたりで作られたB級カルト映画っぽいです。
「ウェストサイドストーリー」の公開当初の邦題は、「紐育愚連隊」でした。
シンナーとか吸ってそうで嫌な感じです。
「スターウォーズ」も、当初の予定通り「惑星大戦争」の邦題で封切られていたら、大ヒットはなかったでしょう。

ボクとしては、確認規定説に軍配を挙げますね。

結婚式

今日は友人の結婚式でした。
2人の出会いからゴールインまで全てに立ち会ったボクとしては、感無量の思いです。
詳細は個人情報に触れてしまうので省かせてもらいますが、久々にぐーっと来ました。
やっぱ、愛ですよね!
ちなみに、友人代表を頼まれてスピーチをしたんですが、緊張しまくり。
こんなに緊張したのは口述試験以来です。
「条文通り、言え!」とか野次が飛ぶんじゃないかと冷や冷やしました(笑)。

同一性保持権 その2

同一性保持権って、ちょっと不思議なところもありますよね。
たとえば、そこそこ音痴に唱えば侵害になるけど、底抜けに音痴に唱えば侵害が成立しないこと。
ジャイアンが「ぼえーーっ!」と唱えば、侵害不成立です。
もはや同一性云々という問題じゃないからです。
うん、まー、そーですね。

それから、銅像みたいな芸術作品の首をちょん切ると同一性保持権侵害になるけど、爆弾で木っ端微塵に破壊すると侵害不成立だということ。
破壊すれば、不法行為責任を追及できるし、器物損壊罪にもなるから問題ないとは言いますが。
同一性保持権侵害罪は非親告罪で、器物損壊罪は親告罪です。
それに、首チョンパも、不法行為と器物損壊罪だから、あまり説得力がないよーな気がします。

あと1つは、著作者人格権の公表権や氏名表示権は、条文上、公衆への提供が要件にされているのに、同一性保持権はそれがないこと。
つまり、教科書の肖像画に髭を描くと、著作権法上は、それだけでアウトになります。
おそらく、髭を描いただけでは、差止や損害賠償を認めるだけの違法性がないという理由づけで、著作者の権利行使を認めないことになるのでしょう。
ちなみにこれ、過去に択一で出題されてますね。

結構、謎な権利です。

同一性保持権

森進一さんが、勝手に作詞を変更して怒られてますね。
知財的に見れば、著作権法の同一性保持権侵害の問題です。
ま、択一の勉強で著作権法を切り捨てる我々には、あまり身近に感じることのないワイドショーネタにも思えます。
ですが、特許法上でも、同一性保持権侵害ってあるとは思いませんか?
請求項を書くとき、「あ、こーゆーのもありじゃん?」と勝手に発明しちゃう弁理士もいるそうです。
ボクも、所長から「これ、ツカドンの発明でしょ?」と怒られたことがあります。
ヒアリングのときに、「こーゆーのもありですか?」とさり気に提案するならともかく、勝手に発明しちゃいけませんね。
顧客が川内康範さんのように激怒したら、目も当てられませんから。

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