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パテントトロル

親にパテントトロルの話をしました。
そしたら、
「トロール漁船のようにバーッと取っちゃうからパテントトロルなんだな!」
と納得してました。
えええーーーっ!!
その発想はなかったなーーーっ!!
もしかして、トロール漁船の語源がトロルなのかもしれませんね。
だとしたら間接的には正解かも。

口述試験のオプション問題について

最後の最後で、試験官が
「あなたの意見を聞かせてください。」
と前置きして、解釈が分かれている論点や、立法論にまで踏み込んだ論点について聞いてくることがあります。
いわゆるオプション問題です。
しかし、実はこのオプション問題、合否には影響ありません。

このオプション問題ですが、実を言うと雑談です。
オプション問題を出す試験官は、法学者に多いと言われてます。
法学者は、関心事項は法律なので、当然、雑談ネタも法律になるというわけです。
受験生としては、
「最後の最後でわけの分からないことを聞かれたよー。
しかも、他のレーンでは聞かれてないのに・・・。」
と落ち込んだりしますが。
最後の最後でオプション問題や雑談となった場合、少なくともその科目でCがつくことはありません(よほど性格の悪い試験官なら別です)。
ですので、むしろ喜んで良いと思いますよ。

口述再受験生の1年

ここ1年の勉強生活について、よく質問を受けます。
そこで、ちょっとまとめてみました。
何かの参考にしてください。

■11月
不合格で凹む。
家は通夜状態。
口述不合格者のゼミがあるという話を耳にして、堤先生にメールを出す。

■12月
堤先生からのメールで口述不合格者のゼミに参加することに。
ゼミの第1回目の集会に参加する。
出席者は40名前後。
歴代OBに激励される。
年内はあまり勉強せず。

■1月
ゼミのグループ分けが行われる。
ちなみにボクの所属していたグループは6人。
毎週土曜日1時~5時に区民館で演習を行う。
また、ゼミ全体で、条文、青本、審査基準を用いた一問一答集の作成が始まる。

■2月~5月
正直、かなりダレ気味。
「択一の勉強をしなくて良いのは幸せだ~」と罰当たりな発言もちらほら。

■6月
やっとエンジンが温まった感じ。
範囲を指定しての条文の暗記、過去問のチェック、ゼミ全体で作成した一問一答集を用いた演習を行う。

■7月
8月にゼミ生同士で出題しあうゼミ全体の自主模試が開催されることが決まる。
これを目標に勉強をする。
やっと本気が出てくる。

■8月
8月上旬に自主模試が開催される。
ゼミ生は意外と勉強しており、結構焦る。
8月下旬にOBによる模試が開催される。
OBに叱咤激励されボルテージが上がる。

■9月
とにかく暗記、暗記、暗記。
ゼミメンバーの実力も上がる。

■10月
本試験。

■11月
6日に発表ですね・・・。

翼をください

合格祝賀会の案内のメールを最近よく受け取ります。
去年は合格したと思い込んでいたので、喜んで出席の返信をしてたっけ。
結果としてドタキャンしちゃいました。
だって、落ちましたってメールを出すのが辛かったんだもん。
今年は合格祝賀会に出たいなー・・・。

現在のソフィテル東京

Sofi_6

散歩ついでに、現在のソフィテル東京をデジカメで撮影してきました。
解体前の画像を用いて比較画像にしています。
まー、見てください。

特許法124条

7日目午前に、商標法で特許法124条について聞かれた人もいるそうです。
商標法で、なぜ特許法124条!?
しかも、特許法124条は削除されてます。
無効審判の除斥期間は商標法特有の制度なので、特許法との比較で出題されても不思議ではないです。
でも、正直、ボクはノーマークでした。
こんなもの、回答できません。
問題によって難易度に差があり過ぎます。
本当に怖い試験ですね。

裁判例から出題!? 4日目午後の商標法の出題に関して

ネット情報や知人からの話を聞いて、ちょっと驚いたのですが。
4日目午後の商標法は裁判例がネタですね。

中古品の販売ということは、ヘルストロン事件が元ネタでしょう。

けど、「商標権は消尽してるので侵害にはなりません。」との回答が意外と多く、さらにそれが正解扱いされているので、ちょっと意外でした。

ヘルストロン事件では、商標機能論により侵害を否定しています。

また、手元にある本をチェックしたのですが、「商標法」(平尾正樹 学陽書房)、「商標法概説」(田村善之 弘文堂)でも、消尽論ではなく、商標機能論により侵害の成立を否定すべきと書かれています。

孫引きになりますが、「商標法」(網野誠 有斐閣)には、「商標権者が登録商標をその指定商品に使用するのは、その商品を流通過程におくためであり、かつ、2条3項1号にいう「付する行為」にはふしたままの状態も含まれるのであるから、指定商品と商標とが結合された状態において転々流通する限りは、譲渡されるごとに商標権者の意思に従って商標権者のために譲渡人による登録商標の使用がなされているものと解することができないであろうか」と記載されているそうで、やはり消尽論には否定的なようです。

同様に、ドラム缶に入ったオイルの小分け販売は、元ネタはオイルトリートメント事件でしょう(文献によってはSTP事件と命名しているものもあります)。

これも裁判例が元ネタです。

今までは、裁判例は口述では出題されないと言われてたのですが、また1つお約束が覆されましたね。

今年もサプライズの連続でした。

追伸

ヘルストン事件とは、中古健康機器の販売を業とする被告が、原告商品の中古品販売のため新聞、インターネットなどに原告商標の表示を付した広告を掲載した事案について、「「中古」又は「中古品」の文字が記載されており、その態様からして、それを見た者は、販売されている原告商品が中古品である旨を認識し、したがって、広告主である被告が、原告を出所とする中古の原告商品を販売することを認識するものであって、広告主である被告が原告商品の出所であると認識することはない。」として、侵害非成立としたものです(平成15年3月20日大阪地裁)。

4日午後の商標法では2条3項8号がしつこく聞かれてるので、この裁判例を意識してると思ったのですが、どうなんでしょう?

終了

終わりましたね。
今年の口述ですが、個人的には去年に比べて難易度がアップしたと思っています。

口述の情報は、色んなルートで伝わってきます。
けど、今年は情報の伝達が遅いです。
去年は、早ければその日の午前の問題を、午前中に知ることができました。
けど、今年は、中々情報が伝わってきません。
吉田ゼミのブログの更新も、去年に比べると遅くなっています。
試験が厳しい→受験生が凹む→再現の余裕なし→情報の伝達が遅れる・・・ということでしょうか?
今年も、商標でパネルを用いた凝った事例問題が出るわ、相変わらず厳しい試験官がいるわで、去年以上の激戦だったはずです。
しかも、問題の難易度に差があり過ぎて、運の要素が去年以上に大きくなるという理不尽さもありました。

あとは11月6日を待つのみ。
長いですね・・・。

明日でフィナーレ

いよいよ明日がラストですね。
ところで、後半だと出題範囲を絞れるので有利という見方もあります。
でも、安易に判断するのは早計です。
例えば去年の場合、184シリーズは切り売りされてました。
初日午前に特許管理人が出題された後に、4日目午後に外国語特許出願の補償金請求権の発生要件が出題されています。
また、3日目午前に職務創作が出題された後に、3日目午後(その日のうち!)に職務発明が出題されており、他法域で似たような論点が出題される可能性もあります。
今年も今日午前にマドプロが出題されましたが、だからといって明日、マドプロが出ないという保障はありません。
肝心のセントラルアタック絡みの論点は未出題なので、最低限、68条の20や68条の32は読んでおいたほうが良いでしょう。

正解は何?

今年の口述の問題ですが、正解が分からないものがあります。

例えば、2日午前の特許権・実用新案権の侵害について民事上取りうる措置。
差止、損害賠償、不当利得返還、信用回復措置は分かります。
でも、あと1つって何?
レーンによっては、上記以外にもう1つあると突っ込まれてるんですよ。
補償金請求?
100条2項の付帯請求?
何か、どっちも弱いです。
つーか、補償金請求は特許権侵害と関係ないし、ましてや実用新案法には規定すら存在しません。

他にも、商標法では、3日午後に、相続により商標権が移転する時期が聞かれています。
被相続人が死亡したときだと思うのですが、試験官が用意してる答とは違ってるようです。
えーっ!
相続放棄があろうが、遺産分割があろうが、相続の開始時点は被相続人が死亡したときです。
慌てて友人の法曹三者に問い合わせましたが、「商標法に特別な規定がない限り、被相続人の死亡時点だよ。」とのこと。
ですよねー。
そもそも、商標法の試験で、なぜ民法が聞かれるのでしょうか?
謎です。

まー、問題は大量なので、中には変なのも混ざるのでしょうが。

眠れぬ日々

口述試験では、同じことを2度言わせられることがあります。
「それなら、さっき言ったんだけどなー・・・。」って奴です。
ボクにも経験があります。
最初は、年配の試験官なので聞き飛ばしたのだろうと軽く考えてました。
でも、よくよく考えると、
「この人、さっきと同じように間違ったことを言ってるよ。
もーいーや。」
というパターンも考えられますね。
と、こんなことを考えながら11月6日を待つわけです。
口述試験は点数調整をせずにその場で合否が決まります。
なら、とっとと合否を発表してほしいもんです。

ピカピカ

口述試験を受けたときに気になったのが、試験官の胸の弁理士バッジです。
妙に金ピカだったんで。
でも、弁理士の場合、バッジは金ピカのまま大切に保存するのが普通だとか。
知んなかった・・・。

弁護士のバッジも弁理士のバッジと同じように、最初は金ピカです。
けど、弁護士の世界では、バッジが金ピカだと、むしろ恥とされます。
なぜなら、新米のヒヨコちゃんと思われちゃうから。
弁護士の中には、わざわざバッジの金メッキをヤスリで削り落とす人もいると言います。
ですので、年配の試験官の胸の金ピカバッジを見て、ボクは不思議で不思議で仕方ありませんでした。

不思議がって損しました。
今度、口述を受けるときは、気にしないことにします。

口述試験 その他

口述に関する情報を箇条書きにしておきます。
参考にしてください。

■景色
待合室となるホテルイースト21の21階の「パノラマ」からの景色は素晴らしいです。
遥か彼方の東京湾まで見えます。
昨年のソフィテル東京の地下の待合室の閉塞感に比べると、かなり快適です。

■机なし
待合室には机はありません。
黒皮製のソファーに座って待ちます。

■自販機なし
待合室には自販機はありません。
喉が渇くと大変なので、必ずコンビにでジュースなどを買っておきましょう。
なお、煙草の自販機はありますが、待合室は多分禁煙のはずです。

■時計なし
待合室には時計もありません。
携帯電話は封筒の中に密封保管させられるので、時計は必ず持参してください。

■水分補給
待合室では、持参したペットボトルによる水分補給はオッケーでした。
ただし、水を飲むときは、いちいち許可が必要です。
刑務所じゃあるまいし・・・。
ちなみに、平成18年度の口述試験の待合室では、飲食可能でした。

■名札
受験生は、胸に受験番号を付した名札をつけます。
名札はレーン別に色分けされています。
名札は受験が終了すると返却するようになってました。

■呼出
受験生は、順番が来ると4人ずつ呼ばれます。
21階の待合室で人物確認が行われます。
受験票の提示を求められることはありませんでした。
なお、婚姻などにより姓が変わってる場合、住所変更があった場合は、その場でちょっとした手続が必要になります。

■12階へ移動
人物確認が行われると、エレベーターで12階に移動します。
12階の廊下は、特許庁の人、既に試験を終えて帰る人、試験を待ってる受験生(廊下に用意された席に座っています。)などがいて、意外と活気に溢れています。

■ノック
特許庁の人から「ドアをノックしたら、そのまま入ってください。返事を待つ必要はありません。聞こえないこともあるので。」と言われました。

■部屋
試験会場となる部屋は小さいです。
入って右手に荷物を置く台があります。
家具類は白い布を被せられて隅に寄せられています。
受験生のために、パイプ机、椅子が用意されていました。
そして、机の上には、法文集(論文試験で使用されたものと同じです)、メモ用紙、鉛筆が置かれていました。
試験官と受験生の間は、2mから2.5mほど離れています。
試験官の机の上には透明のアクリル板に紙を貼り付けた壁(?)が設けられており、問題文などの資料を受験生の目から隠すようにしていました。
受験生が回答すると、主査や副査が手元にあるチェックシートに鉛筆を走らせる音が聞こえてくるので、結構なプレッシャーとなります。

以上です。

口述の総括

特許・実案ですが、39条が出てラッキーでした。
主査と副査の方も優しく親切でした。
最後の雑談で「大変よくできました。」と言われたこと、チャイムが鳴らなかったこと、条文を1度も見なかったことを考えると、少なくともC判定はないと思います。

意匠ですが、4条2項がメインでした。
これも比較的に答えやすい問題だと思います。
最後にオプション問題まで到達し意見を聴かれてるので、少なくともC判定はないはずです。

商標ですが、実は結構焦りました。
立体商標を出願するときに、立体商標を説明した書面を添付するなんて知りませんでした。
審査基準を読むと、確かにそう書いてあります。

また、5条1項の柱書に「商標登録を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した願書に必要な書面を添付して特許庁長官に提出しなければならない。」とあったんですね。
5条1項は1~3号を暗記して、それで満足してました。

それと、願書に立体商標である旨を追加する補正が、必ずしも要旨変更にならないということも知りませんでした。
口述要点整理集では、「立体商標である旨を追加する補正は要旨変更になる」と記載されています(296頁)。
でも、審査基準を読むと、立体商標である旨を追加することによって平面商標を立体商標に変更する補正が要旨変更補正になると記載されています。
単純に立体商標である旨を追加する補正をしても、それだけでは要旨変更補正になるとは限らないわけです。
予備校の教材には、たまに致命的なミスがあります。
用心する必要がありますね。

ちなみに、立体商標を説明した書面ですが、ちゃんと答えることができた人は皆無に等しかったようです。
ボクと同じく1日午前最後に口述を受けた人が、「ちゃんと答えた人はあなたが最初です。」と言われたとか。
ということは、これが致命的なミスになることはないはずです。

以上が口述の総括です。
これから口述を受ける人は、プレッシャーに耐えて頑張ってください。

口述試験再現 商標

主査は声が大きく、一見怖いが実は親切な40代男性。
副査は優しい黒ひげの弁理士。金ぴかの弁理士バッジをつけていました。少し堀内孝雄が入っていました。

副査:ツカドンさんは今年で口述2回目ですよね?
私:はい。
副査:去年の商標法の論文の出来はどうでしたか?
私:すいません。ケアレスミスをしてしまい、実力を出し切れませんでした。
副査:そうだよね。あの分割絡みの問題だよね。
私:はい。
副査:でも、口述試験というものは落とす試験じゃないからね。ツカドンさんが普段通りの実力を出せば、ちゃんと受かるから。落ち着いて受けてください。それと分からないときは条文を見ても良いですから。ただし、見るときは、必ず許可を得てからにしてください。また、条文を答えるときは、条文を見ないで答えるようにしてください。
私:はい。
副査:では、これから問題を出します。(主査のほうを向いて)お願いします。
主査:商標法は出願について訊きます。出願日の認定を受けるために必要な要件を述べてください。
私:はい。商標登録を受けようとする旨の表示が記載されていること。商標登録出願人の氏名又は名称及び住所又は居所が記載されていること。商標が記載されていること。指定商品又は指定役務の記載があること。以上の4つです。
主査:それ以外に何かない?
私:ありません。
主査:そうだね。ところで、先ほどの2つ目の要件だけど、もう1回言ってくれるかな?
私:商標登録出願人の氏名又は名称及び住所又は居所が記載されていることです。
主査:何か余計なものが付いてない?
私:あ、そうでした。商標登録出願人の氏名又は名称が記載されていることです。
主査:うん、そうそう、そうだよね。住所とか居所とかはいらないね。それから、単純に記載されているだけじゃなくて、出願人を特定できる程度に明確に記載されていると認められることが必要だよね。あなたは、そういうことを言いたかったわけでしょ?
私:はい。
主査:まだ緊張してるね(笑)。リラックスして(笑)。
私:はい。
主査:うん。じゃあ、次に行くよ。さきほどの要件ですが、1つでも抜けていた場合はどうなりますか?
私:特許庁長官により補完命令が出ます。
主査:では、特許庁長官が補完命令を出すまでは、出願人は何もできないということですか?
私:いえ、出願人は自発的に手続補完書を提出することが可能です。
主査:はい、そうですね。では、次の問題に行きます。立体商標を出願する際、留意する事項は何ですか?
私:願書に立体商標である旨を記載します。
主査:他にありませんか?
私:他に・・・ですか?
主査:ええ。
私:・・・・えーと・・・。
主査:ほら、何か添付する書面とか・・・ないかな?
私:書面? 添付ですか?
主査:そうそう。
私:(知らねー。そんな書面、あったっけ? もう適当に答えよう。)そうですね。立体商標がどんなものであるかを説明する書面を添付します。
主査:そう、そうだよね。
私:(マジ? 正解?)ええ、そうです。
主査:では、立体商標である旨を記載しなかった場合、その出願はどのように扱われますか?
私:通常の平面商標の出願として扱われます。
主査:そうですね。では、立体商標である旨を追加する補正はできますか?
私:要旨変更補正になるので、できません。
主査:常に要旨変更補正になりますか?
私:(え、マジ? だって、GSNの口述要点整理集には、立体商標である旨を追加する補正は要旨変更になるって記載されていたはずなのに・・・。)・・・はい、そうですね。要旨変更補正にならない場合、ですよね?
主査:そうです。
私:願書の記載などから出願に係る商標が立体商標であることが明白な場合は、立体商標である旨の記載を追加しても、商標の実質的な同一性を損なわないので、要旨変更になりません。
主査:はい、そうですね。
私:(え、マジ? 正解? 言ってはみるもんだ。)
主査:以上です。
副査:ところで、特許と意匠はどうでした?
私:特許は39条に関する問題でした。メジャーな条文なので、それなりに答えることができました。意匠も4条と頭の条文だったので、スムースに答えることができました。
主査:じゃあ、商標は!?(笑)
私:難しかったです。
主査:以上です。どうもご苦労さまでした。
副査:しつこいようだけど、去年のこと、覚えている? なぜ不合格になったか分かってるよね?
私:え? あ、はい。
副査:そう。なら良いよ。
私:どうもありがとうございました。失礼します。

チャイムは1回。
条文は見ていません。

口述試験再現 意匠

主査、副査とも50歳代の男性。
優しいムードでした。

主査:ツカドンさんは今年で口述は2回目ですね。
私:はい、そうです。
副査:ツカドンさんは、あの■■■の・・・うーん・・・。
私:それ、私の■です。(世界は狭いな。しかし、こんなときに、こんなことを聞かれるとは・・・。)
主査・副査:ふーん。
主査:それでは意匠法について訊きます。意匠法4条は何について規定していますか? 数字の横のタイトルみたいな奴を言ってください。
私:新規性喪失の例外の手続について規定しています。
主査:特許法30条は何の規定かご存知ですか?
私:新規性喪失の例外の手続の規定です。
主査:どのような場合に4条2項の適用を受けられますか?
私:意匠登録を受ける権利を有する者の行為に起因して、出願に係る意匠が3条1項1号2号に該当するに至った場合です。
主査:起因して。そうですね。ところで、特許法30条は要件が厳しいですよね? 例えば、刊行物に記載して公知にしたとか、博覧会に出したとか。けど、意匠法の場合、要件が緩和されています。これはなぜですか?
私:意匠の場合、技術の累積的進歩という色彩が薄いので、例外規定である4条の適用について緩和されています。
主査:他にもありませんか?
私:意匠は物品の外観について成立するため、新規性を喪失しやすいからです。
主査:他にもありませんか?
私:市場で販売して、消費者の嗜好などを調べる必要もあるためです。
主査:新規性喪失の例外の適用を受けるために必要な手続は何ですか?
私:出願と同時に、新規性喪失の例外の適用を受ける旨の書面を提出します。また、出願から30日以内に、出願に係る意匠が4条の適用を受けることができることを証明する書面を提出します。
主査:はい、そうですね。では、別のことについて訊きます。問題は別になりますよ。組物の意匠の構成物品の1つが、意匠登録を受ける権利を有する者の行為に起因して公知となってる場合、弁理士であるあなたは、出願に際し、どのようなアドバイスをしますか?
私:4条の手続をするようアドバイスします。
主査:なぜですか?
私:3条2項違反により拒絶される可能性があるからです。
主査:詳しく説明してください。
私:構成物品の1部が公知になっている場合、それにより出願に係る組物の意匠が創作容易となり、3条2項違反になる可能性があるからです。
主査:はい、そうですね。では、また別の問題について訊きます。アメリカにおいて公知となった意匠についてパリ条約上の優先権を主張して出願する場合の留意事項について説明してください。
私:公知になったときから6月以内に出願するように留意します。また、パリ条約上の優先権を主張するため、アメリカでの出願から6月以内に日本で出願する必要があります。
主査:その4条の適用を受けるための6月という期間と、パリ条約上の優先権を主張するための6月という期間だけど、どういう関係にあるか分かりますか? えーと、言ってる意味、分かるかな?
私:はい、公知になったときから6月以内で、かつ、アメリカでの出願から6月以内に出願する必要があります。
主査:はい、そうです。ところで、あなたは、新規性喪失の手続をできる期間が6月ということについて、何か意見はありませんか?
私:そうですね。例えば意に反する公知の場合は、もう少し長くしても良いように思えます。
主査:長すぎて不都合はありませんか?
私:あまりに長いと第三者の権利を害するかもしれません。
主査:はい、そうですね。どうもご苦労さまでした。
私:どうもありがとうございました。失礼します。

チャイムは1回。
条文は1回も見ていません。

口述試験再現 特許・実用新案

主査は老紳士の男性。
副査は中年の女性。
いずれも親切そうな雰囲気。

主査:ツカドンさんは、今年で何回目の試験ですか?
私:4回目となります。
主査:そうですか。では、特許法は39条について訊きます。39条の趣旨は何ですか?
私:ダブルパテントの防止です。
主査:もう少し詳しくお願いします。
私:同じ発明について排他性を有する特許権が二重に成立するのを防止する趣旨です。
主査:39条の先願の地位が認められない場合はありますか?
私:はい、あります。特許出願が放棄、取下、却下、拒絶査定又は拒絶審決が確定した場合は、先願の地位がありません。
主査:それだけですか?
私:冒認出願の場合も、先願の地位がありません。
主査:冒認出願とは何ですか?
私:冒認出願とは、発明者でない者が、特許を受ける権利を承継せずに出願することを言います。
主査:拒絶査定又は拒絶審決の場合、常に先願の地位を失いますか?
私:いえ、同日出願の場合には、先願の地位が残ることもあります。
主査:詳しく説明してください。
私:協議が成立しない場合、協議ができない場合です。
主査:29条の2と39条とでは、後願を排除する範囲について相違点はありますか?
私:はい、あります。29条の2は、出願当初の明細書、請求の範囲、図面の範囲で後願を排除しますが、39条は特許請求の範囲の記載の範囲で後願を排除します。
主査:以上で結構です。ところでツカドンさんは、著作権法で受験していますが、特許法に比べて著作権法は難しいですか?
私:私は法学部出身なので、民法に近い著作権法のほうが理解が易しかったと感じています。むしろ、特許法のほうが難しく感じました。
主査:そうですか。ところで、実際のお仕事で著作権法を使う機会はあるのですか?
私:ほとんどありません。ただ、商標の出願で、出願に係る商標がイラストなどの場合、ごくたまに著作権法が問題になることはあります。
主査:そうですか。以上です。ご苦労さまでした。大変よくできていました。
私:どうもありがとうございました。失礼します。

チャイムはなし。
条文も見ない。
あっという間に終わってしまい、拍子抜けの感じがしました。

決戦、ホテルイースト21

明日です。
いよいよです。
さっき、気分転換に湯島天神まで散歩をしてきました。
おみくじを引いたら大吉!
是非とも当ってほしいです。
明日、帰宅したら顛末を書きます。
再び勉強モードに戻ります。
それでは。

図書館にて

今日は近所の図書館で勉強してきました。
ホームレスのオジサンが臭い~。
どうにかなりませんかねー?

実案が泣き所

ふー、疲れたー。
条文、青本、審査基準を一通り読みました。
ただし、実案はまだです。
つーか、実案が手薄になってます。
アキレス腱ですね。

円天事件

円天事件、大騒ぎですね。
詐欺事件ですか・・・。
そういえば、以前、こんなことがありました。
受験生数人で区民館で勉強してたら、隣の部屋から大声が聞こえてきたんです。
数十人と思われる集団が、「金持ちになるぞーーーっ!」とか騒いでいるんですよ。
勉強にならないので注意しに行ったら、出てきた人にビックリ。
モデルみたいな超絶美人さん!
不自然に派手なファッションで、「金持ち」と書かれた札を縫い付けたスーツのオッサン!
チンピラな若者!
つまり、マルチ商法の連中だったんですね。
結局、ボクらが部屋を移動する羽目になりましたが。
あの人たち、今でもマルチ商法をやってるんでしょうか?

明日から勉強に集中します

所長から休暇を貰いました。
明日から試験まで、ずーっと休みです。
その間、ひたすら勉強をします。

そうそう、今年の受験生の実力ですが。
去年に比べて確実にアップしているのは本当のようです。
やはり、あれだけの難問を突破してきた強豪だけはあります。
ちなみにソースは、口述模試の試験官です。
去年の口述模試では、ろくに条文を答えることができない人が大勢いたのに、今年はほとんどいないとか。

うーむ、激戦が予想されますね。

4万ヒット達成

ここのところ、ブログの閲覧数が上昇傾向にあります。
はじめた当初は1日100前後のアクセス数が、今は300近い有様です。
そういえば、知らぬ間に閲覧数が4万を超えてましたね。
みなさま、どうもありがとうございます。
これからも色々とよろしくお願いします。
ついでに季節も変わったことだし、ブログの背景を変えておきました。
特に意味はありませんが。

格差

今年の論文合格者たちと口述の勉強会をしました。
できるっ!
1年間、口述の勉強に集中してきた口述不合格者ゼミの面々と比べても、何ら遜色がありません。
聞けば、夏の間も地道に勉強をしていたとこと。
今年の口述受験生ですが、去年の口述試験にびびったせいか、努力を怠らなかった人も多いようです。
その一方で全く何もしてなかった人もいるようで、格差が形成されている感がします。
今年はどうなることやら。

口述試験と論文の成績

口述の試験官の手元には、受験生の択一・論文の点数、住所、受験回数などのデータが揃っています。
そして、巷の噂では
「論文や択一の成績が悪いと口述試験で落とされる。」
と言われています。
これは本当でしょうか?

ウソだという人もいます。
根拠は試験委員の証言だそうです。

本当だという人もいます。
本試の採点では4割が合格になるように基準が設定されています。
しかし、現実に合格レベルに到達している答案は少なく、下駄を履かせているのが実情です。
ですので、AやBの成績が1つでもあれば、試験官の心証はかなり悪くなり、受験生に厳しく接するのも当然というわけです。
また、仮に試験官が「論文の成績は気にしない。」と心構えていても、無意識のうちに心証形成に影響を与えている可能性は排除できません。
さらに、ボクの友人の中には、「君は素晴らしい成績だね。」といわれて、ほとんど雑談で口述試験が終わった人もいました。

結局、どちらが正解かは不明です。
そもそも試験官によって違ってくるわけですし。
しかし、受験生としては、論文の成績は口述試験の合否に影響を与えると認識しておいたほうが妥当でしょうね。

稲門会の模試

稲門会の口述模試を受けてきました。
成績はAAB。
特許は「大変、良好です。」の太鼓判付きです。
これが本試だったらなー、といつも思うのですが・・・。
追伸
稲門会の模試ですが、早稲田大学OBじゃないと受験できないせいか、人数は少なかったです。
口述二度受験生はボクだけでしょうか?
他の受験生の法文集を見て、「今年はオレンジ色だったんだー・・・。」と妙にシンミリしてしまいました。
聞いてはいたんですけどね。

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