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ツカドンの仲間たち

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民法の勉強方法について

■最初に

ゼミで民法の勉強について質問を受けました。
そういえば、選択科目は情報が少ないですね。
同じような不安を持っている人も多いと思うので、今回は民法の勉強について特集します。
ちょっと長いのですが、最後まで付き合ってもらえればと思います。

■お薦めの教材

お薦めの教材は、「伊藤真試験対策講座」シリーズ(弘文堂)です。
総則、物権、債権総論、債権各論の4冊からなり、ボリュームは結構あります。
ただ、弁理士試験に必要な箇所に絞れば案外と薄くなるので、心配する必要はありません。
まずは、これらの本を購入し、最初から最後まで通読することから始めてください。

■教科書を読むときの注意事項

とにかく最初から最後まで通読してください。
分からないところがあっても、最後まで読み通すことが重要です。
民法は全体構造を理解することが重要です。
過去問を見ても、民法全体から幅広く出題する傾向があるので、全体構造の理解は特に重要です。

■ある程度、民法を理解したら・・・

次は、末尾に付属している論点ブロックカードを勉強しましょう。
論点ブロックカードは、重要度別に分けられています。
この重要度の高い論点ブロックカードを暗記してください。
過去問で触れられている論点は特に重要です。
ただし、完全に暗記する必要はありません。
選択科目の採点は必須科目に比べれば甘いです。
また、完全に暗記している受験生は、ほとんどいないはずです。
キーワードを使ってアウトプットできるレベルなら、合格圏内でしょう。

■力の配分について

選択はあくまでもオマケです。
必須を圧迫しないように留意してください。
ただ、これは難しいでしょうね。
年内だけ選択を勉強しても、次の年の7月頃には忘れていますし。

■アウトプットについて

過去問は当然に解いてください。
PATECHから「民法 過去問解答例集」(1800円)が出てるので、これを利用してください(つーか、他に選択肢がない。)。
この本は意外と使えます。
参考解答例のほかに、最低限これだけ書けば受かるという合格レベル答案例も記載されています。
こーゆースタンスは、特実意商の問題集でも見習ってほしいですね(マスター答練が似たようなスタンスです。)。
採点してくれる人がいないと辛いかもしれませんが、傾向を把握するだけでも違います。
仲間内でお互いの答案を見せ合うのも手です。

■前向きで行きましょう

選択の勉強は確かに負担です。
しかし、必須の勉強に役立つこともあります。
例えば、債権と物権の効力の相違を勉強すれば、実施権の効力について理解が深まります。
また、不法行為などを勉強すれば、侵害系の問題で役立ちます。
意外と必須にフィードバックできる要素が多いのです。
このように前向きに考えれば、負担も軽減できるでしょう。

■最後に

ちなみに、ボクは司法試験を勉強していたので、選択科目の民法は特に勉強しませんでした。
ただ、知識が錆付くのが怖かったので、勉強仲間に民法を教えていました。
その際は、ここに書いたようにアドバイスしていましたが、結果として、その仲間は論文合格を達成しています。
ですので、上記の勉強方法は間違っていないはずです。
ただ、その仲間ですが、一緒に口述に落ちちゃったんですね(笑)。
今となっては笑い話ではあるのですが。

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弁理士試験」カテゴリの記事

コメント

ツカドンさま、こんにちは。初めてのメールで失礼致します。
3ヶ月ほど前に弁理士試験を受けてみよう!と思い立った者です。
選択科目を受験する必要があり、最初、大学時代少しかじったことのある構造力学と建築構造を勉強していました。しかし、過去問を解いてみて、あまりの範囲の広さとレベルの高さにがっくり。構造力学と建築構造はあきらめ、「民法」と「著作権法」で受験してみようと考えました(今まで民法は全く勉強したことありませんが、甘いでしょうか?)。そして、伊藤真試験対策講座の「民法総則」を購入しました(今後「物権」「債権総論」「債権各論」も購入する予定です)。ツカドンさまのブログに「ボリュームは結構ありますが、弁理士試験に必要な箇所に絞れば案外と薄くなる」とのことですが、「弁理士試験に必要な箇所」とは、どこですか?どうやって見分けたらいいですか?過去問を見て自分で調べなさい!と怒られそうな質問で、すみません。。たいへんお手数ですが、教えて頂けるととてもうれしいです。

初めまして、ミニさん。
「弁理士試験に必要な箇所」とは、末尾の論点ブロックカードを意味しています。
ただ、上でも触れていますが、ここだけを読んでも意味はありません。
最終的に暗記すべきは論点ブロックカードだけですが、まずは全部を通読して下さい(そういった意味では、上記の「ボリュームは結構ありますが、弁理士試験に必要な箇所に絞れば案外と薄くなる」は誤解を招く表現でした・・・)。
そもそも民法は体系的な理解が最も重要です。
体系的な理解なしに論点ブロックカードを覚えるのは、乱数表を覚えるようなもんです。

ちなみに民法の勉強ゼロからスタートして最終合格した人は結構います。
難しいとは思いますが、やってできないことではないでしょう。

ボクのアドバイスが参考になれば幸いです。
法律の勉強は最初はきついのですが、慣れれば加速的に理解が進みます。
また、独学は絶対に止めて下さい。
民法の教科書を読むだけでなく、何かの講座を受けると良いでしょう。
それでは。
勉強、頑張って下さい。

ツカドンさま、アドバイス頂き、どうもありがとうございます!!
まずは、通読しようと思います。独学はしない方が良いとのことですが、これは一人で勉強していると、独善的な考え方に陥る危険性があるから、ということでしょうか?講座、探してみようと思います。受講料って高いんですね。。(LECで20万円くらい)がんばります。
返答頂きまして、本当にありがとうございました。
お手数をおかけ致しました。失礼します。

こんにちは、ミニさん。
独学については、まさにミニさんのご指摘の通りです。
独学は毒学です。
ただの法律マニアになりかねません。
予備校の講座はどこも高いですが、これは仕方ありません。
合格して元を取りましょう。
民法の知識は、付記などで役に立ちます。
お勉強、頑張って下さい。

こんばんは。質問失礼します
記事の投稿日からかなり経ってしまいましたが、あれから弁理士試験の選択科目民法用の過去問等は出ていないのでしょうか?
また、民法を選ぶ場合、本記事の教材でも古くないでしょうか?

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