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秘密特許

軍事特許は出願公開しない制度が検討されてるようですね。
そういえば、軍事特許を秘密にしない国って、日本、チュニジア、パナマ、ドミニカぐらいという話を聞いたことがあります。

ちなみに、軍事特許の非公開については、現時点でも、「防衛目的のためにする特許権及び技術上の知識の交流を容易にするための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定」の3条の規定がありますね(なげー! 何だ、このジュゲムみたいな名称は!?)。
これによりアメリカの軍事特許は、日本では出願公開されないことになっています。

ところで、何が軍事特許になるんでしょうか?
「軍事関係への転用が可能な重要技術」と報道されていますが、かなり曖昧です。
どんな技術だって軍事利用できますからね。

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コメント

軍事特許って、32条にはひっかからないんですかね。
人を殺す道具だとだめだけど、国防のための道具ならOKとかそんな感じですかね。
まぁ、そもそも
>「軍事関係への転用が可能な重要技術」
なら、問題にもあがらないのか・・・・・

軍事関係の特許といえども、請求の範囲に「殺人を目的とした・・・」みたいな文言さえなければ大丈夫でしょう。
しかし、何が32条違反かって、凄く曖昧だとは思いませんか?
例えば精力増強器具は32条違反と言われますが、だったらバイアグラも公序良俗違反になると思うんですが。
まー、ケース・バイ・ケースで判断するしかないのでしょうけど。

あ、そうそう、公序良俗違反の発明に関して、ギロチンを思い出しちゃいました。
ギロチンって、そもそもは人道的な発明として考え出されました。
死刑囚に苦痛を与えることなく死刑執行できるということで、人道的と考えられていたのです。
まー、当時は、火炙りや車輪轢きがスタンダードだったので、それに比べりゃ充分に人道的でしょう(汗)。
ところが現在では、ギロチンは人道に反する処刑方法として忌み嫌われてますね。

特許出願による日本企業の技術公開を不当な外国または海外企業から守るのが目的ですから、軍事特許であたるかもこうした視点で判断されるのではないでしょうか。
最近、経済産業省の事務次官の話を聞いたときも、これは秘密特許制度の導入を目指しているのではないかと思ってましたら、件の記事になってました。

どうなるんでしょうね?
公開は特許法の大原則である以上、秘密特許制度が設けられても、かなり謙抑的に運営されると思うのですが。
そもそも、パテントという言葉自体、ラテン語の公開(OPEN)に由来しているそうですし。
実施の裁定みたいに、使われることがないかもしれません。
本当に軍事機密として隠したいなら、そもそも出願自体、行わないでしょうし。
無駄に論点が増えて、受験生を泣かせるだけだったりして。

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