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判例トリビア

さてと、今回は判例の話です。
うちの事務所では判例百選をネタに勉強会を開いています。
その勉強会で、「どうして商標法の判例って、地方の支部のものが多いんだろう?」という指摘がありました。
実を言うと、これには理由があるんです。

裁判官は新理論を用いることを極力避けます。
新理論を使えば注目を浴びて批評されまくるし、また高裁や最高裁で引っくり返されるリスクも高くなるからです。
ですので、優秀な裁判官の場合、新理論を避けて誤魔化して判決文を書いたり、和解を成立させて判決を書かないなどの作戦に出ます。
ところが、地方の支部の裁判官の場合、それができない人が多いのです。
そのため、知らず知らずのうちに「画期的」な判決を出してしまい、結果として教科書や判例集を賑わせてしまうわけです。

また、権利者の側にも、「地方の支部の裁判官なら誤魔化せるので、有利に事件を進めることができる。」という計算があったりします。
そんな事情もあって、敢えて地方の支部で難しい論点を含んだ訴訟を提起することも多くなります。
そのため、MADE IN 支部の「画期的」な判例が増えてしまうわけです。

さらに、知財絡みの判例の場合、そもそも判例の絶対数が少なかったりします。
そのため、地方の支部の判例もネタとして取り上げざるえないという事情もあります(もっとも、地方の支部の判決は、裁判例であって判例ではないのですが・・・)。

ちなみに、これは商標法に限った話ではないそうです。
ボクも詳しいことは知らないのですが、交通事故裁判の場合も、地方の支部に「画期的」な判例が偏る傾向があるんだとか。

ま、直接に役立つ知識ではありませんが、知っていれば何となく落ち着くかもしれないトリビアでしょうね。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

つかどんさん、再びこんにちは。
以前、カキコしたりこです。

つかどんさんの事務所では、判例勉強会をされているんですね!
とても勉強になりそうですね @0@

事務所でやられている他、事務所外部の方とかと情報交換会などもされているんでしょうか??

私は、たまに商標協会の研究部会に参加させてもらっていますが、それ以外はどうしても事務所にこもって業務に追われがちです^^;

なかなか事務所外の方と話す機会がないので、つかどんさんのブログはいつも楽しく読ませていただいています~

こんにちは、りこさん。
うちの事務所では勉強会が盛んで、他にも審決例勉強会、TOEIC勉強会、英会話教室などが開かれています。
ただ、他の事務所との交流はほとんどありません。
交流したいのは山々ですが、時間を作れなくて。
そのうち時間の融通が利くようになれば、色々と参加する予定です。
そのときは声をかけてくださいな。

こんばんは!
大手の事務所は教育システムがしっかりしている点で羨ましいですね。弁理士以外のスタッフも参加するんですか?
うちの事務所でも提案してみようかな。もう少し大きい顔ができるようになったら(笑)
私は視野を変えた勉強をしています。
先月には、速読の集中講座を土日2日間みっちり受けてきました。仕事の効率をUPできればいいと思って。異業種の人達と交流も図れ、期待以上の収穫でした。
速読の方は発展途上段階ですが、1日1冊ペースで実践しています。

こんにちは、ちー坊さん。
うちの事務所ですが、充実した研修制度がセールスポイントになっていますね。
研修ですが、弁理士の資格を持っていなくても参加できます。
そういった意味では、かなり自由な雰囲気です。
ただし、自由には責任が伴うので、それはそれで怖いかもしれません。
異業種との交流ですか。
大切なことですね。
この仕事やってると、視野がどんどん狭くなるんで。
ボクも何かやろうかなー(時間があればの話ですが・・・・)。

時間、作りましょう!
視野が狭くなるとモテなくなりますよ~
私は実務関係の本以外にも、経済学や論理的思考力の鍛え方など、いろいろ読んでいます。気晴らしにもなるし楽しいです。

確かに、どんどん視野が狭くなってますね。
専門家していると言えば聞こえは良いのでしょうが。
恐竜的進化の先には絶滅しか残っていないので、これは怖いかもしれません。
英語の勉強も、行き着くところは仕事だし。
趣味を再開しようかなー。

かなり妄想の入った内容ではないでしょうか。

>ところが、地方の支部の裁判官の場合、それができない人が多いのです。
そのため、知らず知らずのうちに「画期的」な判決を出してしまい、結果として教科書や判例集を賑わせてしまうわけです。
>また、権利者の側にも、「地方の支部の裁判官なら誤魔化せるので、有利に事件を進めることができる。」という計算があったりします。

このへんは妄想ではない、何かソースが存在するんですか?
原則として全ての裁判官は地裁からそのキャリアが始まることはご存知ですよね。
地方が多いのは単に、商標法裁判例の絶対数の少なさから来る偏りの問題だと一般には理解されていると思いますが。
自分だけが知ってる真理だとか偏った経験則みたいなことを言いたがる人はどこでも存在しますが、ツカドンさんはあまりそんな人に引っ張られないよう判断していただければと思います。老婆心ながら。

こんにちは、島田さん。
ソースはあるんです。
ただ、それを明かすとボクが特定されるし、ソースに迷惑をかけるので勘弁してください。
ちなみにソースは複数です。
ただ、表現が不適切だったかもしれませんね。
不愉快な思いをさせてしまったならば、申し訳ありません。

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