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アメリカへ

10月からアメリカに行きます。
かの国の意匠実務をバリバリ学んできます。
けど、アメリカに意匠専門の弁理士はいるんでしょうか?
そもそもアメリカには、意匠法は独立して存在しません。
特許法にちょっと規定が存在するだけ。
居候です。
しかも、アメリカでは、日本以上に意匠出願が少ないです。
自分のことを意匠専門の弁理士だと紹介したら、どんなリアクションが戻ってくるでしょう?
ドキドキしますね。

仙台

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仙台に出張してきました。
ブルーシートを被った家をちらほら見かけましたが、復旧は進んでいるようです。
あれだけ揺れたのに、これは凄い。
日本の建築は世界一ですね。
仕事を終えた後は、仙台駅ビル内のレストランで、牛タンをモグモグ。
美味い!
今度は観光で来てみたいです。

ハウス食品の登録意匠

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今回は、ハウス食品のプライムシリーズを紹介しましょう(↑1278431号及び1278996号「包装用箱」)。
ハウス食品がカレールウを販売して40年目にして、初のモデルチェンジです。

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カレールウについての消費者最大の不満は
「トレーを開封すると、全て使い切らなきゃいけない」
という点にあります。
あの巨大な長方形は、大家族が普通だった時代に考案されたものです。
一人暮らしには確かにきつい。
そこでハウス食品が考えたのが、この円形のトレーです(↑1283887号「包装用容器」)。
一皿分を切り取って使えるので、一人暮らしに嬉しい配慮となっています。
また、大家族にも対応して、まとめての開封もできます。

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ちなみに、他にも
「外箱が邪魔。かといって捨てると、作り方がわからなくなる」
との不満もあります。
そこで、プライムシリーズの箱は、2つあるトレーの1つを使った場合、ペシャンコに潰れるように配慮されています。
ただ、こちらは意匠登録なし。
特許出願だけでした(↑特開2007-099296「可変容積体箱」)。

ハウス食品は、カレールウの分野で圧倒的なシェアを誇り、業界で断トツ1位です。
これというのも、常に時代の変化を読み取って、それを商品開発に投影してきたからでしょう。
今回紹介した登録意匠は、そんなハウス食品のやる気を感じさせるものですね。

見られてた

今日、事務所で声を掛けられました。
その人(受験生):試験会場にいたでしょ?
ツカドン:え? なぜ分かったの?
その人:いや、カメラで撮影してるから誰かと思ったの。
ツカドン:ドヒー!
いやはや、カメラって目立つんですね。
試験会場まで男女で来るって珍しいし、撮影していればもっと珍しいでしょう。
今後、注意します(汗)。

鉄道デザインEX

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最近、デザイン関係の本を読み漁っています。
意匠専門の弁理士のくせに、デザインのデの字も知らないようでは困りもんでしょう。
そんな折り、書店にて「鉄道デザインEX」誌01号、02号と遭遇。
何と鉄道のデザインに特化した雑誌です。
マニアック!
けど、中々面白いんですよ。
新幹線の先頭形状って、職人の手作りだって知ってました?
車両の生産数は同一形式で30~100両が普通なので、プレスなどの型を使うと赤字になるそうです。
フェラーリみたいですね。
また、鉄道車両のデザインだけでなく、ピクトグラムやフォントにも触れています。
これも面白い!
けど、こんなマニアックかつニッチな雑誌、続くんでしょうか?
色んな意味で目を離せない雑誌ですね。

択一試験

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嫁さんを択一試験会場まで送って来ました。
独特のオーラを放つ受験生の列、チラシを配る予備校のスタッフ、受験生を励ます佐藤卓也先生。
懐かしい光景ですね。
という文章を書いている横で、嫁さんが自己採点をしています。
そして、ドキドキしながら2ちゃんを見ています。
これまた懐かしい光景です。
みんな通る道なんだな~。

鉄ちゃん的登録意匠の世界 終電

さて、最終回です。
今日は、世界における鉄道車両の登録意匠を紹介します。

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↑は、フランスのアルストム社の登録意匠です。
AGV(次世代高速鉄道車両)のデザインです。
ヨーロッパだけでなく、アメリカ、中国、韓国、そしてここ日本でも出願・登録をしています。
グローバルですね!
でも、フランス企業にとって、世界中に出願するのは当然かも。
ヨーロッパでは、鉄道は国境をまたいで走っています。
また、世界中で高速鉄道計画が持ち上がっています。
なのに、日本は、島国根性が災いして、出遅れてしまっているのです。

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そう言えば、アメリカの高速鉄道計画では、日本は中国相手に苦戦しました。
中国に技術を供与したのは当の日本だから、皮肉な話です。
その中国の鉄道車両メーカーですが、中国では意匠登録をしています(↑)。
日本の新幹線の面影があります。
トンネル・ドンの対策をしなくて良い中国では、ここまで先細にする必要はありません。
にもかかわらず、ここまで先細なのは、日本の技術をベースに設計されているからでしょう。
先んじて日本が中国で出願しておけば、技術流出を防げたのに。
これからは世界ですよ、日本の鉄道車両メーカーさん!

というわけで、「鉄ちゃん的登録意匠の世界」は今回で最終回です。
最後までのご乗車、どうもありがとうございました。
鉄道車両関係で面白い登録意匠を発見したら、臨時列車をご案内しますので、そのときはまた宜しくお願い致します。

鉄ちゃん的登録意匠の世界 2号車

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今回は新幹線です。
新幹線、キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
男の子の永遠の憧れですね。

さて、そんな新幹線をIPDLで検索すると、結構登録されています。
JR九州の「つばめ」、JR東海の「のぞみ」、そしてJR東日本の「はやぶさ」等々。
先細のデザインが多いですね。
これ、空気抵抗を減らすためだけじゃなく、騒音対策でもあります。
新幹線がトンネルに進入した際、逆側のトンネル出口から大きな衝撃音が飛び出します。
進入した新幹線により、トンネル内部の空気が圧縮されるからです。
これをトンネル・ドンと言います。
そんなトンネル・ドンを軽減するために、先細スタイルになっているわけです。
山陽新幹線の場合、全走行区間の50パーセントがトンネルなので、騒音対策は重要です。

ちなみに、どんどん先細になっている新幹線ですが、ここで限界に達しました。
無闇に先細にした場合、乗客用スペースが狭くなり、定員が減るからです。
「はやぶさ」で限界でしょうね。

ところで、日本の鉄道会社さんですが、外国には出願していないようです。
ドメスティックな産業だからでしょうか?
新幹線のそっくりさんが中国で走っているのを見ると、ちょっと心配になりますね。
日本もどんどん外国に出願しないと!
というわけで、次回の「鉄ちゃん的登録意匠の世界 終電」では、海外の鉄道車両の登録意匠に触れたいと思います。
お楽しみに!

鉄ちゃん的登録意匠の世界 1号車

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今回は電車の登録意匠のお話。
あ、ちなみにツカドンは鉄ちゃんじゃないですよ。

さて、電車のデザインですが、成熟しきっていますね。
特にコミュータートレインの分野では、斬新なデザインは絶望的かも。
そんな中、ツカドンが見つけたのが近畿車輛の登録意匠でした。

これ、ドバイに輸出するための車両です。
「ゆりかもめ」みたいに、無人運転です。
そして、ドバイならではのデザインとなっています。
例えば、車両の先頭部分。
斜めになっていて、車両の中から斜め上方を見渡せるようになっています。
これは空気抵抗を減らすためではなく、乗客が高層ビルを見るための工夫です。
流石は観光都市!
というわけで、先頭部分を部分意匠として登録です(1376427号)。

また、この車両、バブリーなお国柄を反映して、内装も凝っています。
そこで、客室を輪切りにして、部分意匠で登録しちゃいました(1328224号、1328255号)。
なお、※マークで示す部分は、女性及び子供専用スペースです。
イスラム圏ならではですね。

ちなみにこの車両、他にもデザインの特徴があります。
例えば天面部。
電車の場合、乗客から見えない天面部は適当なデザインです。
けど、この車両の天面部は、すっきりとした流麗なデザインとなっており、さらに綺麗に塗装されています。
これは、高層ビルからの眺めを害さないための工夫です。
ただ、残念ながら、天面部の部分意匠は登録されていませんでした。

さて、次回の「鉄ちゃん的登録意匠の世界 2号車」では、新幹線関係の登録意匠を紹介してみたいと思います。
お楽しみに!

部品の意匠

ニコンですが、地震の影響で部品の調達が困難になったので、デジカメの発売を中止するそうです。
デジカメ市場は製品サイクルが短いので、部品供給の回復を待って再販売するより、次期製品の開発に注力した方が得策だとか。
ということは、デジカメの部品を意匠登録さえしとけば、競合他社のデジカメを販売中止に追い込めるわけですね。
これ、部品の意匠の出願をプッシュする営業トークに使えそう。
覚えとこう。

ヒット商品と意匠登録

最近の売れ筋商品ですが、意匠登録はされてるのでしょうか?
お客様との雑談のネタにもなるし、ちょっと調べてみました。
そしたら、結構登録されてるもんですね。
今回は、『日経トレンディー』誌が選ぶ2010年度ヒット商品から紹介してみたいと思います。

■アイフォン(「携帯用情報端末機」・登録第1383724号・アップル)

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2010年度ヒット商品第1位です。
もはや説明不要。
全体意匠だけでなく、部分意匠や画像の意匠も含めて、がっちりと権利を押さえています。

■ポケットドルツ(「電動歯ブラシ」・登録第140004号・パナソニック)

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2010年度ヒット商品第6位です。
コスメを持ち歩くような感覚で持ち運びできるとのコンセプトで開発された携帯用音波歯ブラシです。
ポーチに入るサイズ、オシャレなデザイン、モーターの作動音がしないのでどこでも使える便利さ・・・これがヒットの要因だとか。

■チンしてコンガリ魚焼パック(「電子レンジ用加熱調理用具」・登録1409101第号・小林製薬)

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2010年度ヒット商品第8位です。
魚グリルの後片付けが不要で、1人暮らしのライフスタイルに最適ということで、当初は若手をターゲットにした商品でした。
ところが、安心して調理できるということで、お年寄りにもヒット。
結果、販売から約1年で、出荷ベースで約7億円の売上、出荷数440万個をマークしたヒット商品です。

■ハリナックス(「ステープラー」・登録第1398926号・コクヨ)

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2010年度ヒット商品第9位です。
針を使わずに紙を綴じる不思議なホッチキスです。
そのまんまのネーミングですね。
針がないのでエコ、安全、リサイクルに便利、速攻でシュレッダーにかけることが可能・・・なるほど、便利なアイテムです。
ただ、針を使わないホッチキスは、実は10年前からありました。
ハリナックスがヒットしたのは、技術改良もさることながら、巧みな宣伝によりエコ重視の波に乗れた点が大きいようです。

事務所の個性

他の事務所の人と話してると、驚かされることが結構あります。
例えば営業活動。
うちの事務所は、所長から末端の弁理士の全員が営業活動をします。
例えば、お客様に知財の基礎を講義するetc.です。
けど、他の事務所に言わせると「そりゃ所長の仕事だろ?」と驚かれます。
他に気づいたのが、弁理士vs事務の対立です。
結構な数の事務所で、この対立が存在するようです。
中には、所長の愛人兼事務トップの女性が独裁を敷いている北朝鮮チックな事務所も存在します(ここまで来ると対立じゃないですね)。
うちの事務所には、そんな対立は全く存在しません(ツカドンが鈍感なだけかもしれませんが)。
事務所にも個性というか風土というものがありますね。

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