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「「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力」 安西洋之、中林鉄太郎著 日経BP社

ビジネスで異文化に合わせると聞くと、あまり身近なテーマでもなさそう。
でも、平たく言えば、異なった価値観の相手に合わせるってことですよね。
となると、普段のビジネスにも使えそうなんで、読んでみました。

興味深かったのが、キッコーマンがアメリカで醤油を販売したときの戦略です。
「日本食に合いますよ」ではなく、「照り焼きなどの肉料理に合いますよ」で勝負をかけ大ヒットしたとか。
なるほど、日本食とセットではニッチな商品で終わるけど、欧米人の主食に絡めれば大きな市場を見込めます。
キッコーマンの柔軟な発想に拍手です。

あと、アメリカにおけるカップラーメンの仕様変更にも言及があり、目から鱗でした。
アメリカのカップラーメンですが、妙に味が薄いんです。
また、ビーフ、チキン、シュリンプとバリエーションは豊富なのですが、味付けは全て同じだったりします。
この本によれば、妙に味が薄いのは、アメリカ人にとってのカップラーメンは、麺料理ではなくてスープだからだそうです。
日本人にとってのカップラーメンのツユは、麺に味付けするものだから飲み干しません。
けど、アメリカ人にとってのカップラーメンのツユは、スープで飲み干すものであり、そのため味を薄めにしているそうです。
アメリカ人は濃い味つけが好きという思い込みのあったボクにとっては、これは衝撃でした。
よく気づきましたね!
あと、無駄にバリエーションが豊富なのは、宗教に配慮したためだとか。
これも納得です。

ただ、ビジネス書としての体裁を整えるためか、後半の展開が強引でした。
これをされると、妙に説教臭くなると同時に、内容が空回りしちゃうんですよね。

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