さよなら

今日が研修先の事務所の最後の日でした。
アトーニー達が次から次へとボクの部屋に来ては、別れを惜しんでくれました。
見慣れたと思っていた窓からの景色が、とてつもなく新鮮なものに見えました。
明後日の飛行機で日本に帰ります。
これがアメリカで最後の更新です。
本当は色々と書きたいこともあるんです。
けど、今は気持ちが高ぶっているせいか、中々文章にできません。
でも、一言。
アメリカの皆さん、そして日本でボクを支えてくれた皆さん、どうもありがとうございました。

再びのウドバーハジーセンター

またしてもウドバーハジーセンターに行って来ました。
ワシントンDC近郊で一番のお薦めですね。
相変わらず凄いです。
今回は、ウドバーハジーセンターを知財(特に意匠特許)に絡めて紹介しましょう。

0241

4

まずは入り口のP-40ウォーホーク(↑)。
日本では零戦に一方的に撃墜されたせいか、やられキャラのイメージが強いようです。
でも、ボク個人としては、あの派手なカラーリングもあって、結構好きな戦闘機なんですけどね。
あのラジエーターのデザインも好き。
下手に合理化されたP51よりも、こっちの方が良いと思うんですが。

082

3

次はF-8クルーセイダー(↑)。
『エリア88』という漫画で主人公の愛機でした。
主翼の角度が変化したり、発電用の風車が飛び出したりと、ギミックに凝った設計が好きです。
あ、そうそう、『13デイズ』という映画にも出てましたね。

174

5_2

最後にP-38ライトニング(↑)。
変わったデザインなので意匠登録されているだろうと探したら、見つかりました。
山本五十六の搭乗した一式陸攻を撃墜した機体です。
そう言えば『連合艦隊司令長官 山本五十六』という映画が封切られるそうですね。
帰国したら見たいな~。

Dsc_0139

ちなみに、日本軍のジェット戦闘機である橘花も見れました(↑)。
まだ、復元している最中ですが。
このウドバーハジーセンターですが、少し目を離すと展示機が増えるようです。
アメリカに再び来る機会があったら、また寄りたいもんです。

英語

最近は英会話にも随分馴れました。
いや、英語で喋ることに抵抗を覚えなくなったと言った方が良いでしょうか?
ただ、最初はミスの連続でした。
例えば、マクドナルドでハンバーガーを注文したとき。
英語ではテイクアウトを“To go”と言います。
そこで、注文の際に“To go”と言ったんです。
そしたら、ハンバーガーが2つ出て来ました。
“To go”でなく“Two”と聞こえたんでしょうね。

でも、拙い英語力でも何とかなるもんです。
毛布を買いに行ったときのこと。
お店で「毛布って英語で何だっけ?」とド忘れしちゃったんです。
そこで、全てジェスチャーで毛布を説明したら、普通に通じました。
ラッパーみたいな黒人のお兄ちゃんでしたが、凄く真面目な顔でジェスチャーを見てくれたんです。
そして、ジェスチャーが終わると、親指を立て深く頷いた後、毛布のコーナーまで連れて行ってくれました。

ただ、全てをジェスチャーで伝えることは無理でしょう。
お店で単4電池を買おうと思ったのですが、流石に単4電池をジェスチャーで伝えるのは不可能。
どうしようかと思ったら、店員が「私、日本語分かります」と流暢かつ親切に言ってくれるじゃないですか。
そこで「単4が欲しいんです」と言ったら、「タヨ? 分かりませ~ん」と言われてしまいました。
単4はマニアックな日本語でしたね(反省)。

ところが、知財の議論はできちゃうから不思議です。
下準備もするし、ある程度、回答も予想できるからでしょうね。
なのに、同じメンバーと一緒に食事すると、雑談に付いて行けなかったりします。
共通の趣味の話題だと盛り上がるんですが。
日米の釣り文化の違いとか、アメリカ海軍の戦闘機について雑談したときは、趣味が共通することから盛り上がりました。
英語力を鍛えるよりも、興味の対象を広げた方が良さそうです。

英語を喋る上で一番大切なこと。
それは恐れないことです。
これを学べただけでも大きな前進です。
英語にコンプレックスを持ってる皆さん!
ボクみたいな人間でも何とかなるんで、本当に大丈夫ですよ!

地味な観光スポット

今回は地味な観光スポットを紹介させて下さい。
国立水族館とオールド・ポスト・オフィスとスミソニアン・キャッスルです。

国立水族館ですが、かなり地味です。
だって最大の目玉が白いワニですよ。
プレートには「SECRET OF SWAMP」とか書かれてます。
B級モンスター映画のタイトルみたい。
他の展示魚もルーギルとかピラニアとか、とにかく小粒。
これで10ドルの入場料はきついかもしれません。

Dsc01365

Dsc01366

Dsc01374

次はオールド・ポスト・オフィス。
高い時計塔に登ってワシントンDCを一望できます。
ワシントンモニュメントは地震の影響で閉鎖中なので、この眺めはちょっと嬉しいかも。
ただ、老朽化が激しいです。
エレベーターはミシミシと不安な音をたてます。
中にはショッピングモールもありますが、少し寂れた感じ。
タイムスリップした感覚すら覚えました。

Dsc_0979

Dsc_8753bis

Dsc_8748

最後はスミソニアン・キャッスルです。
スミソニアン博物館群の本部がある建物です。
昔はここがスミソニアン博物館だったとか。
今でも色々と展示しています。
歴史を感じさせる建物は、地味ながら面白いと思います。
ちなみにスミソニアン博物館の遺産を寄付したスミソニアン氏の棺も安置されています。

Dsc_1095

Dsc_1108

Dsc_1113

ワシントンDCの観光スポットも行きつくした感がありますね。
探せば色々とあるのでしょうけど、もう十分です。
博物館が大好きなボクには、本当に興味深い街でした。

アメリカの不思議 食事編

Dsc_1193

アメリカのレストランでは、安くて美味しい料理をがっつり食べられると思っていました。
けど、そうでもないんですよ。
外食すると、20ドルぐらいは行きます。
8~9ドルぐらいで美味しく食べられるレストランが存在しません。
高級レストランかファーストフード店に二極化していて、その中間が存在しないようです。

Us201110160013

ステーキが意外と美味しくない。
何かパサパサしてるんです。
肉を噛んでも、口の中一杯に肉汁がジュワ~と広がる感覚がありません。
そう言えば高級ステーキ店とか行ったけど、脂身を見た記憶もないです。
けど、ハンバーガーは美味かったです。

Dsc_0455

飲酒運転。
アトーニーも普通に飲酒運転をしています。
パーティーの帰りに飲酒運転で送ってもらったので、少し驚きました。
ちなみに観光ガイドブックを読むと、ワシントンDCにおける飲酒運転は即留置場送りで罰金も高額とのこと。
なのに、検問とか一切なし。

Dsc_8996

ザリガニです。
とあるレストランで食べました。
そのレストランの看板料理です。
アメリカでは普通に食べるのでしょうか?
ちなみに味はまずまずです。
けど、食べる部分が少なく、労が多い割には食べ応えのない料理でした。

日本とは随分異なります。
これはワシントンという土地柄なのでしょうか?
それとも、ボクの認識が誤っているのでしょうか?

国立アフリカ美術館

Dsc_1093_2
国立アフリカ美術館を見てきました。
そこで、発見したのがこいつ。
ノキアの携帯電話の形をした棺桶です。
亡くなられた方は、よほど携帯電話がお好きだったのでしょう。
ただ、この棺桶、商品のイメージを崩しますよね。
これがiフォンだったら、即座に訴えらるレベルです。
図に乗ってiトゥームとかiコフィンとか挑発・・・いや挑戦すると面白いかもしれません。

もうすぐクリスマス

Dsc_0974_3  
アメリカはサンクスギビングデイの4連休です。
アパートは賑やかですよ。
みんなで集まってパーティーしているらしく、廊下に出ると良い匂いがします。
パーティーグッズを買い込んだ人とエレベーターで一緒になったりします。
楽しそ~。
でも、ボク1人なんだよな~・・・。
確かにアメリカは面白いです。
でも、観光するにしても、レストランで食事するにしても、ボク1人だけなんですよ。
楽しいことを2人で経験すると2倍になると言います。
けど、1人で経験すると2分の1になっちゃうんですね。
アメリカに来て家族の大切さが分かりました。
さてと、もうすぐクリスマスですね。
クリスマスは家族と一緒です。
サンクスギビングデイは寂しかったですが、クリスマスで大いに挽回します。

スパイ博物館

Dsc_0912

Dsc02675

Dsc_0922

スパイ博物館です。
展示内容は、古今東西のスパイ関連グッズ。
傘に偽装した銃など、結構面白いです。
ただ、ネタに困ってか、ボンドカーや007のキャラクターグッズまで展示していました。
あと、驚いたのが忍者です。
忍者ってスパイか~?
でも、諜報活動に従事するから、広い意味ではスパイでしょうね。

さて、感想ですが。
善戦はしていますが、どっか物足りないですね。
すぐ横にスミソニアン博物館があるから、どうしても比べちゃう。
あっちは無料だけど、こっちは20ドル取られます。
ただ、決して悪くはありません。
スパイが大好きな人、他に行くところがなくなった人には良いかもしれませんよ。

ロースクールの収穫

アメリカの知財実務を学ぶ際、日本で得た知識が足枷になっている可能性があります。
例えばダブルパテント。
日本ではアメリカ版先後願として紹介されることが多いです。
けど、先願と後願が同一でないと適用がなかったり、後願に係る権利の存続期間が先願に合わせて短くなるなど、関連意匠制度に近いような気もします。
アメリカのクレーム範囲は広く解釈される傾向があり、後願が先願に似ているとして拒絶理由を受ける可能性も高いです。
そのため、ダブルパテントは、同一のコンセプトに基づく複数の発明を権利化するために機能している面もあり、関連意匠制度にも似ています。
そのような実態を無視してダブルパテント=アメリカ版先後願と思い込むと、誤解の原因になりかねません(実はボクも大きな誤解をしていました)。

また、知財実務の学び方のスタンスも違います。
アメリカはケース・スタディーです。
判例など実際のケースを読み解くことにより、法律や実務を学びます。
体系書という便利なものは存在しません。
トレイナーに質問するときも、漠然とダブルパテントについて教えてくれとお願いしても、浅い内容の返事しか戻ってきません。
しかし、登録例などの実例を示して質問すると、様々な分析を示してくれます。

実はこれらの相違ですが、ロースクールで聴講し、日本人受講生と日米の法律文化の相違を議論して初めて気がついてことです。
ロースクール側も法律文化の相違について意識はしているようで、外国人聴講生のためにアメリカ法の基礎について解説する講座もあるそうです(受講したい!)。
もっと早くに気づいていれば、効率よく知財実務を学べたと悔しい思いをしています。
やはり3ヶ月は短いようです(でも、家族に早く会いたい・・・)。

ロースクール

実は某ロースクールに潜り込んで講義を聴講しました。
指導に当たるのはCAFCのジャッジ・レイダー。
日本で言うところの知財高裁の長官みたいな人です。
超有名ですね。
そのため抜群に人気の高い講義で満席状態。
高い授業料を払っている学生には申し訳ない気分です。

最前列の座席は座っちゃ駄目という不文律があります。
なぜなら、興奮したジャッジ・レイダーが、机の上に飛び乗るから。
それぐらいノリノリなんですね。
身振り手振りでユーモアを交えながら熱心にレクチャーをします。
そして、次から次へと学生に質問をします。
ちなみにアップルのノートPCを使っていると、当てられる確率が増します。
アップルの商標が光るもんだから目立つし、ジャッジ・レイダー自身がアップル好きなせいもあるようです。

ちなみに私事になりますが、私の父も知財畑の人間であり、ジャッジ・レイダーと知り合いです。
ジャッジ・レイダーと握手した際、笑顔で「お父さんにそっくりだね!」と言われました。
アメリカ人でも日本人の顔の区別が付くんだと妙に納得してしまった次第です。

なお、ボクは一応ジャッジ・レイダーに断りを入れて聴講しています。
ただ、何の断りもなしに潜入している人もいるようです。
興味のある方は、あくまでも自己責任でどうぞ。